アデノウイルス夏風邪を引き起こすウイルスの一つとして知られ、
感染しても予後は良好な場合が多く、心配ないものとされています。

でも、やはり病気は病気、時には重症化することもあるのだとか。
そうなった場合はどんな症状を引き起こすのか、治療はどうするかなどについてまとめました。

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アデノウイルス自体はそれほど珍しくない病気

アデノウイルスと呼ばれるウイルスには、51の型、6つの群に分けられます。
よく見られるプール熱(夏風邪)3型7型はやり目8型など、型によって症状の特徴が少し違ってきます。

この型の多さから、一度感染しても免疫がつきにくく、
何度でも感染するリスクがある病気としても知られていますね。

アデノウイルス感染症と言えばプール熱を指すことが多く、
目立つ症状としては「咽頭結膜熱」という別名で知られる通り、「咽頭炎・結膜炎・高熱」の3つがあります。

他には、鼻水や咳、関節痛、下痢や脱水症状などなど、風邪に似た症状もよく見られます。

以上は誰にでも見られる症状のため、これらが出ても一週間くらいで症状が落ち着き、
完治に向かって回復していくのが普通です。

重症化するとどうなる?

ですが、まれに重症化することもあるようです。

一週間ほどで下がるはずの熱が下がらず、肺炎や重篤なが続くことがあります。
そして、脳症心筋炎、髄膜炎にまで発展することも。

通常のアデノウイルスは通院治療のみで完治させられることが多いのですが、
重症化すると、通院でのケアでは心配だということで、入院治療となるケースも少なくありません。

ただ、アデノウイルスには特効薬が無いので、入院しても対症療法をしながら様子を見るというケアが中心になります。

こちらの記事でもアデノウイルスについて詳しく説明しています。

重症化によって起こる脳症とは?

重症化によって起こる肺炎や咳などももちろん安心できない症状ですが、
けいれんなどを引き起こす脳症髄膜炎になってしまうと、とても心配になることでしょう。

アデノウイルスによる脳症の症状としては、けいれん、意識障害、幻覚異常言動などがあります。
また、脳症のせいで体温を調節する中枢が正しく機能しなくなり、40℃を超える高熱が続くこともあります。
これは、ウイルス自体が脳に影響を及ぼすのではなく、
ウイルスと戦う免疫機能が暴走して、脳を含む全身の血管に炎症を起こして発症します。

ウイルス性の脳症を引き起こすのはアデノウイルスだけではありませんが、
小さな子供に感染しやすいウイルスということから症例が多いようです。

症状の重さによって予後の良しあしは一概に言えない病気だそうなので、
アデノウイルスに感染したら、様子がおかしいところが無いかしっかり見守って、
少しでもおかしいと思ったらすぐに病院に駆け込めるようにして下さい。

重症化を防ぐためにできることとは

アデノウイルスには特効薬が無いため、
既にアデノウイルスに感染してしまっている状態だと、重症化を防ぐための画期的な手立てはありません。

できることと言えば、無理をさせないようにして完治を少しでも早めるくらいのことですね。
でも、アデノウイルスそのものの感染予防に努めれば、それに続いて起こる重症化も防ぐことができます。

まず、流行期にはうがい手洗いを徹底すること。
アデノウイルスは夏に流行しやすいのですが、
一般の風邪が冬に流行することから冬以外はあまりうがい手洗いをしていないという人が多いです。

ですが、夏もウイルスの危険がありますので、
ちゃんと年間を通してうがい手洗いの習慣を付けた方が良いですね。

こちらはインフルエンザのための
イソジンなどのうがい薬を使ったうがい方法ですが、アデノウイルス予防としても使えます。
お子様への指導に活用して下さいね。

また、家族に感染者が出ると他の家族にうつることが多いため、
感染者と健康な家族をあまり近付けないようにし、タオルや食器の共用を避けましょう。

まとめ


↑このように、アデノウイルス大人にもうつるウイルスです。
子供だけがかかる病気と思われがちですが、大人も油断は大敵です!

そして、大人も子供と同じく重症化するリスクはありますので、悪化すると仕事を何日も休むことになるかもしれません。

夏風邪という名前からわかる通り、アデノウイルスもやはり風邪予防と同じ方法で予防することができます。
夏場でも気を抜かずに、衛生を保つようにしましょうね。