別名、「プール熱」とも呼ばれる、アデノウィルス感染症。
この病気は、子供に感染しやすい病気の代表例という認識があります。

しかし、このアデノウィルス、大人にだって感染するのです。
今回は、そんなアデノウィルスが大人に感染した場合の症状や
対処法を中心に、ご説明します。

アデノウイルス感染症は、風邪のひとつ

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大人のアデノウィルス感染症の症状は、子供のものと大差ありません。
具体的には、38℃台の高熱、喉の痛み、そして腹痛や下痢です。

いわゆる「風邪がお腹に来た」という状態が、
このアデノウィルスによって引き起こされる消化器症状なのです。

これらの症状は総じて「風邪」と片づけられていますが、
アデノウィルスはいわゆる風邪、
正しくは普通感冒を引き起こすウィルスの一つという位置づけなので、
大きくまとめると、アデノウィルス感染症は風邪と同じものなのです。

ですから、自分では「風邪をひいた」くらいの認識だったとしても、
その原因は、アデノウィルスによるものかもしれません。

ただ、アデノウィルスの型によっては、上記の風邪症状の他、
肺炎や結膜炎などを引き起こし、重症化する場合があります。

ただ、これは稀なことで、一般的に見られるのは、軽い症状のものばかりです。

アデノウィルスに感染したらどうする?

大人がアデノウィルスに感染した場合は、数日ゆっくりと休養を取れば、
治ることがほとんどです。

また、子供のように、
感染拡大を防ぐために仕事を休んだりする必要もありません。

それは、大人同士の場合は抵抗力が強いため、
よほど濃厚な接触がなければ感染しにくいからです。

ただ、先ほど説明したような、肺炎や結膜炎が起こっている場合は、
病院に行くようにした方が安心です。

また、このような重症の場合は、
仕事にならないほどの体調不良が懸念されるので、可能であれば欠勤した方が良いでしょう。

重篤な症状を引き起こす型でなければ、大人同士で感染しても
症状は軽微な場合が多いので安心ですが、
問題は大人から子供に感染する場合です。

子供の場合は抵抗力が弱いので、
保育園などで爆発的に感染する恐れがあるからです。

特に、家庭内で子供に感染させた場合、
子供を媒介としてクラスで大流行させてしまうかもしれないのです。

次項では、家庭内で子供にうつさないための対処法をご説明します。

大人から子供にうつさないために

アデノウィルスの家庭内感染を防ぐために、
まずは感染者と子供の接触を避けるようにしましょう。

もしも、お母さんが感染してしまった場合は、
子供のお世話はお父さんにお願いできれば良いですが、
もし難しい場合は、マスクなどしてしっかり手洗いをした後に子供に近づくようにして下さい。

また、体液から感染しますので、トイレやドアノブなど家族全員が触れる部分は
まめに塩素系漂白剤を薄めたもので拭き取り(アルコールは効きません)、
お風呂は感染した人が最後に入るようにしましょう。

こういった除菌スプレーがあると安心ですね。

冬に猛威を振るうノロウイルスなどの除菌にも使えるので
一本掃除用に常備しておけば年中ウイルス対策ができますね(^^)

また、料理、食器洗いやお洗濯も、
なるべく感染した人が行わないようにして下さい。

食品、食器や衣類などの生活用品を介して感染する可能性があるからです。
このような生活を、少なくとも症状が無くなるまでは続けましょう。

症状が無くなったら、体内のウィルスも感染力が無くなっている状態です。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
アデノウィルスが大人に感染した場合の症状や対処法についてご説明しました。

アデノウィルスと言うと、子供の場合は登園や登校を禁止されることもあるほど、
感染力の強い病気という認識がありますが、
大人の場合は、風邪だと思ってそのまま
アデノウィルスのしわざだとわからずに完治してしまうことがほとんどです。

しかし、ながら、家庭内にお子さんがいたり、
そうでなくても子供と触れ合う機会の多い人なら、
感染させないように配慮する必要があります。

大人にとっては大したことが無くても、子供にしてみれば苦しい症状でしょうし
何より、学校や保育園に行くことができなくなるのはかわいそうです。

もし、あなたがアデノウィルスに感染してしまったら、
しばらくの間はご本人もつらいでしょうが、
少しの間だけ、子供との接触を控えてあげて下さい。