病原性大腸菌というと、耳慣れない方が多いかと思われますが、
o157病原性大腸菌と言うと、おわかり頂けるかと思います。

o157が流行したのは10年以上前の話になりますが、
その感染力と毒性で、日本国民を震え上がらせました。
10年以上前の話だからといって、今の時期にも、流行する可能性はゼロじゃないです。

感染した場合、整腸剤は効くのか?
といった治療法や、感染を防ぐための予防方法を学びましょう。

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o157病原性大腸菌とは

2016-05-20b

大腸菌は、人の腸内にも多く存在している細菌。
本来は病気を起こすことは無いのですが、
病原性が強く、下痢、腹痛等の原因となるものがあり、これが、病原性大腸菌と呼ばれています。

病原性大腸菌の中でも最も代表的なものが、o157病原性大腸菌です。
ベロ毒素と呼ばれる協力な毒素を作り、主な感染経路は、経口感染です。

o157病原性大腸菌は、感染力が非常に強く、重症化しやすいので要注意です。

o157病原性大腸菌食中毒の症状

o157病原性大腸菌食中毒は、菌が体内に侵入してから3〜9日後に症状が現れます。

発熱はすることがっても一過性で、高熱になることは少ないです。
他の食中毒の時と同様に、最初は下痢や腹痛等の症状が現れます。
この時点では、o157病原性大腸に感染したとはなかなか気付けませんが、
その後、血便を伴う下痢の症状が現れたら、感染を疑い直ぐに病院へ。

血便を伴う下痢の症状は、o157病原性大腸菌特有の症状です。
この出血性下痢の原因となるのが、ベロ毒素
腸の粘膜、赤血球、血小板を破壊しながら全身を回り、血便となって排出されるのです。

治療方法は?

o157病原性大腸菌食中毒の主な症状は血便を伴う下痢なので、
治療は、下痢に対するものが主になります。

整腸剤のビオフェルミンは、服用によるデメリットはほぼ無く
o157の殺菌作用があるという報告もあります。
ただし、整腸剤は対症療法なので、根本的な下痢の治療にはなりません。
血便の症状を確認したら、お近くの病院へ受診して、医師の適切な判断を仰ぎましょう。

治療方法としては、菌を排除するための抗生剤を処方されたり、
体力の低下が見られる場合は、点滴を施されることもあります。

下痢止め薬は、腸の動きを止めてしまう作用があり、
腸内で菌を大量発生させ、悪化させる恐れがあるので使用されません。

重篤化していなければ、およそ一週間程で完治することが多いです。

流行する時期とは

o157というと・・・


昔流行した食中毒というイメージが強く持たれていますが、
o157病原性大腸菌は、気温が高く水分の多い時期を好んで繁殖するため、
主に春から秋にかけて発生しやすいと言われています。

季節の他にも、菌が繁殖しやすい環境になってしまう重要なポイントがふたつ。

ひとつめは、夏バテ疲労などにより体力が低下していること。
ふたつめは、高温多湿で、体力を消耗しやすくなっていること。
夏特有の環境で体力が落ち、食料も腐りやすく、菌が増殖するにはうってつけです。

このため、最も流行しやすいのは夏場でしょう。

対処・予防方法は

病原性大腸菌は、ご家庭での食事でも発生するため、
調理の際は、十分に気をつける必要があります。

  • 調理を開始する前に、石鹸で丁寧に手洗い。
  • 加熱調理の際は、内部まで十分に熱が通るように。
  • 菌の特に繁殖しやすい夏場は、生ものの摂取を控える。
  • 食品を温め直す時は、加熱を十分に。
  • 時間が経ち過ぎた場合等、少しでも怪しい食品は迷わず捨てる。
  • まな板、包丁は、こまめに熱湯消毒。
  • 食器を拭いた後のふきんは、洗剤等でよく洗う。
  • トイレは常に清潔に。用便後、トイレ掃除後は流水でしっかり流す。

上記の点が、主な予防策
夏場は特に、調理環境を清潔に保つように心がけましょう。

まとめ

o157の一番の特徴は、血便を伴う下痢。
この症状が見られたら、すぐさま病院へ行き、治療を受けると良いでしょう。

安易な自己判断で、下痢止め薬を使ってしまうと症状を悪化させる恐れもあるので、ご注意を。
怪しいな、と思ったら医師の診察を受けるのが一番です。

調理環境を清潔に保つ、怪しい食材は口にしない、
といった予防策に気をつけて、病原性大腸菌を寄せ付けないようにしましょう。

清潔感ある生活を心がけていれば、o157なんて怖くありません!