鼻の奥に膿が溜まってしまう病気、蓄膿症
嗅覚が鈍ったり、頭痛がしたり、
口臭の原因になったりなど、悪影響がたくさん知られています。
しかも、一度発症すると完治までにかなりの手間や時間を要する厄介な病気なのです。

今回は、そんな蓄膿症によって起こる弊害についてまとめてみました。

蓄膿症の原因や対処法は?

Working overtime

蓄膿症は、鼻の奥にある空洞「副鼻腔」が慢性的に炎症を起こし、
膿が溜まってしまう病気です。
この病気は別名「慢性副鼻腔炎」とも呼ばれます。
副鼻腔炎が慢性的に起こることで膿が溜まり、蓄膿症になるわけですね。

では、この副鼻腔炎がどうして起こるのかというと、
鼻炎や風邪などのせいで副鼻腔に細菌や花粉などが入り込むことで生じるケースがほとんどです。

蓄膿症の治療方法としては、
軽度の場合は抗生物質などで副鼻腔内の細菌を撃退する方法がとられます。
重度になると、手術をして膿を出し、
鼻腔と副鼻腔の通路を広げて、膿が溜まりにくくする処置をします。

蓄膿症にならない、または悪化させないためには、
アレルギー持ちの人は薬などで鼻炎が悪化しないようにする、
そしてハウスダストによる鼻炎を防ぐために、お部屋を清潔に保つ必要があります。

また、鼻をかむときに力を入れすぎない、
鼻が詰まっても無理に出そうとしないという配慮も、蓄膿症の悪化を防ぐ良い方法です。


蓄膿症を放っておくとこんな恐ろしいことに!

蓄膿症は重度にならなければあまり症状が無いため、
悪化して初めて自分の病気に気付くというケースが多いようです。

でも、重症になってしまうとたくさんの悪影響がある上、簡単に完治させることができなくなってしまうのです。

蓄膿症悪化すると……

  • 嗅覚が麻痺する
  • 口臭がきつくなる
  • いびきをかきやすくなる
  • 呼吸困難により酸欠になる
  • 子供の場合、耳にまで細菌が入り中耳炎になる
  • 頭重感、頭痛が生じる

などの害が出てしまう恐れがあります。
口臭がきつくなるのが一番嫌ですが、脳に酸素が行かなくなったり、
頭痛などが起こるのは深刻ですよね。
https://twitter.com/_nostalgngn_/status/757314364848218112
こんなふうに、蓄膿症との付き合いが長くなると「あ、蓄膿症が悪化してるのかな」と
感じられるくらい不快感が出ることも……。

蓄膿症の薬の副作用を知っておこう

蓄膿症を手術で治すとなると、
日帰り入院から重症度によっては数週間の入院が必要になる場合もあります。

入院は仕事やお金の問題もありますから、
なるべく薬で治るうちに対処したいですよね。

でも、蓄膿症の薬として出されるものにもある程度の副作用があるということを知っておきましょう。

まず、副鼻腔に入り込んだ細菌を殺すための抗生物質
この薬には、腸内細菌を殺してしまう作用もあるため、お腹が弱い人の場合、下痢になることがあります。

また、アレルギーによって蓄膿症が引き起こされている場合は、
抗アレルギー薬も併用します。
抗アレルギー薬の種類にもよりますが、この中には眠気などが出るお薬があるようです。

頭痛や顔面痛が出るまで悪化している場合は、痛み止めも出されます。
痛み止めの種類によりますが、アスピリン喘息などを起こす場合もあるため、
使用する薬の種類は医師としっかり相談しましょう。

病院へ相談するまでの応急処置として
市販薬で症状を和らげる方法もあります。

ドラッグストアでもよく見かけますし、
楽天やamazonでも取り扱っています。

ですが、あくまでも応急処置として考えて、
医師に相談したほうが解決は早いでしょう。

まとめ

2016-09-07c

いかがでしたでしょうか。
蓄膿症の症状や治療法、服用する薬などについてお伝えしました。

蓄膿症の患者は国内に100万人はいると言われています。
それだけ、誰もがかかりやすい病気とも言えますね。

でも、蓄膿症の初期症状である嗅覚麻痺口臭は自分で気づくことが難しいため、
自分が蓄膿症だと気付かずに過ごしてしまう人も少なくないようです。
また、自覚症状の少なさから、
子供の蓄膿症も親が気付いてあげられないケースが絶えません。

蓄膿症は命に関わる病気ではありませんし、
激痛や意識障害なども起こりません。
ですが、完治させようとすると、
数カ月〜年単位の時間がかかることも珍しくないため、
なるべく軽症のうちに処置するのが理想的なのです。