腸チフス」という病名を聞いたことがありますか?
海外旅行を頻繁にする人でなければ、
名前しか知らないという人が多いのではないでしょうか。

でも、命に関わる病気だったらと思うと、知っておきたくなりますよね。

この病気がどんなものか、予防接種をするのは
どんなタイミングなのかなどについてお伝えします。

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腸チフスってどんな病気?

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腸チフスは、サルモネラ系の細菌により起こる食中毒の一つ。
感染経路は、菌を含む糞便が食物や水などに混じり、
他の人の口に入る経口感染です。

感染すると、7日〜14日という長めの潜伏期間を経たのち、
まず発熱頭痛、関節痛、咽頭炎などの症状が表れます。

そして、更に3〜4日後には熱は40℃まで上がり、
水のような下痢血便、または便秘を起こし、
胸元やお腹のあたりにバラ疹と呼ばれるピンク色の発疹が出ます。

この病気は病院で
抗生物質を投与するなどの適切な治療を行えば完治しますが、
放っておくとどんどん悪化してしまいます。

放置して重症化すると、腸内出血腸穿孔、肺炎や胆嚢炎
肝機能障害を発症し、菌血症髄膜炎にまでなると、
最悪、命を落とすことにも成り得ます。

感染するのは大人だけではなく、赤ちゃんも例外ではありません。
チフス菌が体内に入れば感染し、
体力が無い分大人よりも重い症状を呈することが珍しくないようです。

予防接種を受けるべきタイミング

上記のように恐ろしい病気に見える腸チフスですが、
日本では患者数が激減しています。
そのため、腸チフスの予防接種
日本では意味の無いものと考えられ今は承認されていません。

ですが、海外に渡る予定があるとなると話が変わって来ます。
アフリカ東南アジアなどにある、
水道や衛生が整備されていない発展途上国に渡る場合は、
予防接種を受けることをおすすめします。

腸チフスワクチンは日本で承認されているものは無いとはいえ、
輸入のものを置いている病院も少なくありません。
価格は10,000円前後と安くはありませんが、
楽しい旅にするための出費と思えば惜しくはありませんよね。

ワクチンを接種したのち、1〜2週間抗体ができるため、
出発日を逆算して予防接種を受けに行くと良いでしょう。

ただ、腸チフスの予防接種は、
経口生ワクチンは5歳以上、
注射するタイプの多糖体ワクチンは2歳以上と、受けられる年齢制限があります。

つまり、それ以下のお子さんの場合は、
予防接種以外の方法で予防する必要があるのです。


このように、大人の方でも渡航前に予防接種を受け、対策をしています。

その他の予防接種についてはこちらの記事をお読みください♪

予防接種以外の予防法は

では、予防接種を受けられない小さな子供を連れて
海外に渡ることになった場合、
どのように予防すれば良いのでしょうか。

チフス菌は熱によって死滅するので、
生の食べ物を摂らない、生水を飲まないようにするのが第一です。

また、不衛生な飲食店で出されているものは
加熱後であっても避けた方が良いでしょう。

そして、子供に限らず、
日本人が感染しがちなルートとして、があります。
お店などで飲み物を頼むと、
氷が入ったグラスに注がれて提供されることがありますが、
この氷は生水から作られていることが多いようです。

ジュースやお茶は大丈夫だろうと飲み干して
氷から感染することが無いように、「氷抜きで」とオーダーすると良いでしょう。

また、東南アジアなどに行くと、
ついカラフルなカットフルーツを食べたくなりますが、
これも生の食品のため、危険です。

そして、手洗いが重要となります。

参照:http://item.rakuten.co.jp/
生水が危険だというのに、
現地で手洗いをするのは安心できませんよね(*_*)
そのためにウェットティッシュを持っていると良いでしょう。
ウェットティッシュは機内持ち込み可能です(*^^*)
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まとめ

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いかがでしたでしょうか。
日本では既にあまり聞かなくなっている病気、腸チフスについてご説明しました。

聞かなくなったとはいえ、
日本での腸チフスの発症例は年間100例ほどあると言われています。

これらは↓のように、
海外旅行からの帰国後に発症するものがほとんどだそうです。


自分自身も海外には行かないし、
海外旅行者も近くにいないという人なら
感染リスクは大変低い病気ですが、そうでない人の場合は、油断は禁物です。

もし近くに海外、
特に感染症が多発している地域から帰ったばかりの人がいたら、
各種の予防接種をちゃんと受けたか確認しましょう。

受けていないということなら、
1カ月程度は積極的に接触することを避けた方が良いかもしれません。