湿疹が出るなどアトピー性皮膚炎は、ほとんどの場合
アレルギーが関係しているといわれているのですが、厳密にはいろいろな要因が関係しています。
その要因の1つとして、腸内細菌環境の悪化が指摘されているのです。
ここでは、腸内環境と湿疹などアトピー性皮膚炎の関係性について紹介していきます!
腸内環境の悪化は湿疹などのアトピー性皮膚炎につながる?
腸内環境が悪化して腸の中の細菌バランスが乱れてしまうと、
食品アレルギーやアトピー性皮膚炎で湿疹などの症状がひどくなることがあります。
アレルギー体質やアトピー体質の人では、ほんの少し身体のバランスが
乱れることによって湿疹などの症状が悪化してしまう場合があり、
腸内細菌のバランス、つまり腸内環境が乱れることでもはっきりと症状がひどくなることがあるのです。
アトピーは腸から治す?
近年、患者が増えており、日本人の約10%がアトピー性皮膚炎だとも言われています。
アトピー性皮膚炎は、かゆみだけではなく皮膚が赤く乾燥したり湿疹があらわれるので、
「見た目的に気になる」と悩んでいる人も多いのではないかと思います。
ステロイド薬での治療は、アトピーの根本的な治療法ではなく、
かゆみや湿疹への対症療法なのです。
一時的に症状はおさまるのですが、完治するわけではないのです。
このような中、ここ最近では腸内環境をきちんと整えて、
アトピーを治すという方法が注目されているのです。
腸内環境とアレルギーであるアトピーは、
一見全く関係ないように思うのですが、実はとても深い関係があるのです。
最近の研究ではアトピー性皮膚炎の人は腸内の善玉菌の数が少なく、
悪玉菌の数が多いということが判明しました。
悪玉菌の数が多いと、腸内で有毒物質やガスが作られ、
腸内の粘膜を刺激して炎症を引き起こしてしまうのです。
この炎症したところから有毒物質やガスが体内に入ることで、
アレルギーを引き起こし、アトピー性皮膚炎の湿疹などの症状を悪化させてしまうのです。
このアトピーは腸から治すという原理で作られた乳酸菌サプリ、カルグルトがあります。
アトピーを治すためのサプリではなく、
あくまでも腸内環境を整え、体の中から強くなるように働きかけるましょう。
飲み続けることによって、腸内環境は確実によくなるはずなので飲んでみる価値は大いにあると思います。
腸内環境の改善についてはこちらの記事もご参考に!
腸内環境の悪化を正常にするためにはどうすればよい?
腸内環境を整えるために食生活において大切なことは、
「悪玉菌の数が増えないような食生活」や「善玉菌のバランスを考えた食生活」です。
悪玉菌の数が増えすぎないことはもちろん、善玉菌のバランスも大事になってくるのです。
現代のような飽食の時代には、栄養の偏った食生活で腸内の
バクテリアのバランスが乱れてしまいやすいのです。
食生活の欧米化によって、腸内環境が乱れている可能性があります。
また、いつも健康に気をつかっている人でも、
「健康や美容に良いから」といって健康的な食品ばかりを選んで食べていると、
逆に腸内細菌のバランスを乱している場合もあるのです。
腸内の悪玉菌を減らすためには?
腸内の悪玉菌を減らすためには、古く昔から続けてきた日本的な食生活を意識してみるようにしましょう。
- パンよりも米、肉類よりも魚や豆類を食べるようにする。
また、野菜が不足しないようにする。 - 食品添加物が多い加工食品などはなるべく控えるようにする。
- ストレスなどによる暴飲暴食も腸内環境を悪化させる原因になるので気を付ける 。
腸内の善玉菌のバランスを整えるためには?
- 食べ物を食べて下痢をしたりする場合は、その食べ物は控えるようにしましょう。
(下痢は細菌やウイルスを追い出すための体本来の防衛反応なので、
下痢をしてしまう食べ物は身体に合わないと考えるようにしましょう。) - 乳製品の取りすぎには注意して、特に乳製品でお腹がゆるくなる人は控えるようにしましょう。
(乳製品は腸内細菌のバランスの悪化や消化不良、下痢、アレルギーなどの原因になります。) - 乳酸菌がたくさん含まれるキムチやお漬物を食べてお腹がゆるくなったり
下痢をしたりする場合も気を付けるようにしましょう。 - ビフィズス菌などが配合された整腸剤を飲んで下痢をする人も
腸内に善玉菌が多すぎる場合があるので気を付けましょう。 - ビタミンCも腸内の善玉菌を増やす働きがあるので、
サプリメントなどの飲みすぎに注意しましょう。
まとめ
最後になりますが、腸内環境の悪化、つまり腸内細菌のバランスの乱れは
アトピー体質の人では湿疹などの症状の悪化につながります。
腸内の善玉菌や悪玉菌はそれぞれの数が多すぎても少なすぎてもいけないので、
きちんとバランスを整えるように心がけましょう。