虫垂炎と聞くと、「何の病気だっけ?」と、一瞬判らなくなりませんか?
実はこれ、盲腸のことなんです。

この虫垂炎、悪化すると虫垂を切除する手術が必要になったり、
症状が悪化すると大変なことになるのです。

お腹の痛みには要注意です。
お腹の痛む場所が移動したら、それは虫垂炎かもしれませんよ?

虫垂が炎症を起こして痛む虫垂炎

虫垂炎は、盲腸とも呼ばれている病気です。
盲腸になると、お腹の上の方が痛くなります。
痛くなる場所から「食あたりかな?」と思うことが多いそうです。

この痛みが、お腹の上の方から右下腹部に移動してきたら、要注意
盲腸の疑いがあります。

盲腸はよく聞く病名ですが、実は医者にとっては判断しにくい病気でもあります。
腹痛の場所から、食あたりなどの診断を受けることも多々あります。
けれどこの痛みの移動があって、虫垂炎だと医者が気づくこともあるそうです。

盲腸という病名で知られていますが、実は盲腸そのものが炎症を起こす病気ではなく、
盲腸につながっている虫垂が炎症を起こす病気なので、虫垂炎なのです。

手術は2種類

手術方法が違えば入院期間も麻酔も変わる。
虫垂炎、「薬で散らした」という話を聞いたことはありますか?

虫垂炎は、軽度ならば抗生剤の点滴で治すことも出来ます。
(この場合は、薬で完全に治ったわけではなく、またしばらくすると痛みが出てきますので注意は必要です。)

けれど、虫垂の炎症が直径1センチ以上になっていたり、
虫垂炎が悪化して腹膜炎も発病する程酷くなっていたら、手術が必要です。
(腹膜炎とは、腹膜が細菌などが原因で炎症を起こすことです)

手術内容は主に2種類あり、どちらになるかはその症状によって違います。

  • 腹腔鏡下手術
  • 開腹手術

腹腔鏡下手術とは、腹部に小さな穴を数カ所開けて、
そこからカメラを通して患部の位置を確認、鉗子で患部を切り取る、という手法です。

聞き慣れない言葉ですが、最近主流になりつつある手術方法です。
入院期間も2,3日と、短いです。

メリットは、手術の傷口が開腹手術よりも小さく、回復も早く入院期間も短くて済む事です。
麻酔も局部麻酔のみで行われます。

しかし、デメリットもあります。
それは、回復手術よりもやや難易度が高く、開腹手術よりも時間もかかり、
料金も高めになってしまう点です。

腹腔鏡法とは、その言葉の通りお腹を切り開いてから切除する方法になります。
入院期間は10日ほどになります。
この手術は、医学的にも歴史があるので信頼性のある方法で、手術時間も1時間ほどで終了します。

しかし、手術の傷口はやや大きく、回復に時間がかかります。
また、麻酔も全身麻酔が使われ、身体の回復にも時間がかかります。

よく、虫垂炎の手術の時、人によっては全身麻酔だったり、局部麻酔だけで済んだ、
という方がいますが、麻酔の種類の差は手術方法の違いから来るようです。

術後のお腹の張りの原因は2つ

虫垂炎の手術をした後、お腹が張るという話を聞いたことがありますか?
実はお腹が張る原因は2つあります。

1つは、麻酔の影響や入院中のストレス運動不足によって腸が上手く働いていない症状です。
また、お腹に力が入らないので、便秘になる方やガスが溜まりやすくなる方もいるそうです。

症状がお腹の張りだけならば、傷が治るに従って解消するでしょう。

もう1つは、腸閉塞の可能性です。
これはお腹の張りと一緒に、吐き気腹痛高熱といった症状が出てきます。
腸閉塞とは、腸の中に溜まった内容物が逆流して、嘔吐してしまうことです。

もしも、腸閉塞が原因でお腹に張りがあるときは、もう一度手術することになります。

また、お腹の中でが出てしまうケースもあります。
その時には、腸の中で内容物が停滞した結果、逆流し嘔吐してしまうものです。

さらに怖いことに、虫垂炎の手術は術後に発見される合併症が多いと言われています。
なぜかというと、急性の場合は病院で検査をしたらすぐに手術する事が多く、
手術前の検査が不十な状態で手術するので、合併症も多いと言われています。

いずれにしても、手術後に気になる症状が出たら、早めに医師に相談することをお勧めします。

入院費は10万円くらい

虫垂炎で入院して、やはり気になるのは入院費だと思います。
入院費用って、どのくらいかかると思いますか?

虫垂炎の手術内容や入院日数によって変わりますが、3割負担で10万円ほどかかるようです。


入院費の高額さに、ちょっと驚いています。

そして虫垂炎の手術の場合、生命保険等の医療保険が適用されます。
アフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」の場合は、
入院給付金日額が5000円のコースと10000円のコースがありますが、
5000円のコースで計算しますと、入院日数×5000円が支給されます。
(ただし、5日間以内の入院ならば、一律25000円)。

そして、その入院中に手術が行われると、50000円支給されます。

単純計算、虫垂炎で10日入院手術があると、

入院給付金
5000(円)×10(日)=50000(円)
手術給付金
50000(円)

合計100000円支給されることになります。
入院費と同じ位の金額が支給されることになりますね。

こちらの記事でも虫垂炎について説明しています。

虫垂炎の特効薬はなし!虫垂炎の予防法は・・

さて、入院の可能性のある虫垂炎なのですが、
「自宅で市販薬でどうにかならないかしら?」と思う方も多いと思います。
ですが、今のところ、虫垂炎を治す市販薬はありません

「お腹が痛いから」といって、市販のお腹の薬を飲んでも、効かないことが多いようです。
もしも、虫垂炎のようなお腹の痛みが発生したら、早めに病院へ行って診察を受けることをお勧めします。

そして、虫垂炎の予防方法もまた、はっきりとした原因が解明されていません。
しかし、虫垂に細菌などが溜まって、炎症を起こす病気と言われています。

また、虫垂に細菌が増える原因として考えられているのが…

  • 便秘
  • 糞石
  • ストレス
  • 過労

この4つです。

便秘になると腸に便が溜まってしまうのですが、
その便に含まれている細菌が盲腸や虫垂に侵入してしまい、虫垂炎になってしまうのです。

糞石とは、便秘によって腸に溜まってしまった便が石のように硬くなってしまい、
それがつまり、血行不良を起こし、細菌の繁殖を促してしまいます。

ストレス過労は、様々な病気の元になっています。
ストレスによって身体の中の好虫球が増えていきます。
この好虫球が沢山出来ると、身体の中の細胞を攻撃してしまう働きがあり、
それによって虫垂炎になってしまうと言われています。

いずれにしても、腸内環境を整えて便秘を改善し、日頃からストレスをためない事が、
虫垂炎を予防する方法のひとつです。

整腸剤を飲んで腸内環境を整える方法もありますね(*^^*)

まとめ

  • 虫垂炎とは、盲腸とも呼ばれ、盲腸につながっている虫垂が炎症を起こしてしまう病気
  • 盲腸の手術は腹腔鏡下手術開腹手術の二種類ある
  • 麻酔方法や手術時間・入院期間がそれぞれ違う
  • 手術後にお腹が張るのは、腸閉塞の可能性あり
  • 虫垂炎の入院は、医療保険対象
  • 虫垂炎に市販の薬は効かない

予防のポイントは便秘を解消することとストレスをためないこと。

いかがでしたでしょうか?
よく知られている虫垂炎。
実は思ったより入院期間が長かったり、お腹が凄く痛くなったり、大変な病気なのですね。

虫垂炎は、発見や処置が遅れると大変なことになる病気です。
腹痛の場所が移動したら、虫垂炎の可能性があります。
速やかに病院で診てもらいましょう。