コクサッキーウイルスとは聞き慣れないウイルスですがどんなウイルスなのでしょうか?

罹ったことがある人は知っているでしょうが、
これは夏風邪の一種のヘルパンギーナや
心筋炎・骨髄炎の原因にもなってしまうウイルスのようです。

ウイルスのことを知って感染経路や予防・対処を知っていれば少しは早めに対応できあそうです。

コクサッキーウイルスとは・・・

2016-07-21b

コクサッキーウイルスはアメリカのニューヨーク州コクサッキーで
初めて分離(分裂)が確認されました。

そのため、コクサッキーウイルスと呼ばれています。
エンテロウイルス(腸管ウイルス)に属するウイルスで、
夏から秋にかけて発病することが多いです。
A郡24型B郡6型に分けられています。

このウイルスは感染初期には咽頭(のど)にウイルスがつきます。
それからウイルス血症が生じそれぞれの症状へと発展していきます。
このウイルスはふん便中に数週間排泄されます。

コクサッキーウイルスによる病気

コクサッキーウイルスによる症状はただのかぜ症候群だけでなく
ヘルパンギーナ(水泡性口峡炎)、夏季熱、胸痛症、無菌性髄膜炎、
手足口病にもなり、怖いのは心筋炎まで起こすことのあるウイルスです。

腸管系ウイルスのエンテロウイルス属は人の腸管から分離されます。
ポリオウイルス・エコーウイルスと
コクサッキーウイルスの3種をエンテロウイルスと呼びます。

主な感染経路は感染者のくしゃみによる飛沫感染や
ふん便のウイルスによる経口感染です。

発熱・口内炎・水泡ができるなど全身症状が発症するので
感染すればどのような症状も起きる可能性があります。
幼児や子供が発症しやすく、潜伏期間は2日から4日程度です。
大人も発症する場合もあります。

コクサッキーウイルスA2・4・6・8・10に感染すれば、
ヘルパンギーナとして現れることが多いです。

口の中の左右対称に小水泡ができ、それが破れて小円形潰瘍になります。
発熱・咽頭痛や食欲不振・全身倦怠感などの全身症状を発症します。
全身症状は2日から4日で治まり、口腔内症状は1から2週間で消滅します。

コクサッキーウイルスA6・A16などに感染すれば手足口病になります。
主に夏に子供を中心に口の中や手足に水疱性の発疹ができ流行します。
発熱はしてもあまり高くならず高熱が続くことはありません。
発病しても数日間で治る場合が多いですが、
まれに髄膜炎・脳炎・小脳失調症などの中枢神経系の合併症状があらわれます。

手足口病のしくみ動画はこちら。

始まりの症状のない心筋炎

コクサッキーウイルスは心臓の筋肉に炎症を起こし、
心筋炎を引き起こすことがあります。

その中でも急性心筋炎は特徴的な症状はなく、
風邪のような初期症状が現れます。
風邪のような咳や鼻水症状から1~2週間後に胸痛、心不全症状、
不整脈などの症状が現れてきます。

特徴的な症状がないために発見が難しくなりますが
風邪の様な症状から胸が傷んだ場合心電図を撮ると発見されることがあります。

心筋炎の原因の多くがコクサッキーウイルスによると言われています。

コクサッキーウイルスの対策対処方法

どんな病気でもそうですが、
免疫力が下がっているときに感染しやすくなります。
免疫力を下げないように日々の生活を整えておくことが一番の予防になります。

感染した家族の看病や感染した人に会う場合は
マスクと手洗いの徹底が必要になります。
マスクは毎日取り替え、清潔なものを使いましょう。

コクサッキーウイルスによるものか風邪なのか
2・3日は様子を見て口に水泡ができたり何か他の症状がないかを確認します。

その際水分補給を充分にして安静に過ごします。
まわりの家族は飛沫感染もするので充分に体調を整え、
感染を防ぐように注意します。

このウイルスには決め手になるような薬がありません。
2・3日が過ぎても症状が重くなるようなら合併症の可能性があるので
すぐに病院で診察していただきます。

まとめ

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ウイルスによってヘルパンギーナ・手足口病など
様々な症状になる上に心筋炎まで引き起こすウイルスなので、
流行る時期に熱が出た時は自分の症状に注意してください。
日頃から疲れないように免疫力を上げておくように心がけたいですね。