伝染性紅斑は頬に特徴的な紅い紅斑ができることで
りんご病と一般的に言われています。

紅斑ができる頃には他の人に感染する可能性はほとんどありません。
特別な治療法がないので自然治癒に頼りますが、
まれに二次的感染で糸球体腎炎に罹ることもあります。

予防と対処をしっかりすれば最小限の病状で治るようできるのでしょうか?

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伝染性紅斑とは

2016-07-22b

伝染性紅斑は第5病とも呼ばれ両頬がりんごのように
赤い紅斑が出るのが特徴的で、小児を中心とする流行性発疹疾患です。

ヒトパルボウイルスB19というウイルスによって発症します。
10日から20日潜伏期間があり頬に紅い発疹が現れ続いて
手足や時には胸腹背中にも網目状・レース状・環状と表現される発疹が見られます。

発疹が出る7日から10日前に風邪のような症状が見られることが多く、
この時期がウイルスの排出が最も多く他の人に感染する可能性があります。
紅い発疹が出た時にはウイルスの排出はほとんどの場合終わっています。

発疹は1週間前後で消失しますが、長引いたり完治したと思っていたら
また、発疹が短期間のうちに再び出ることもあります。

成人では頭痛や関節痛や関節炎症によって
数日歩行困難になることがあります。
成人の場合典型的な発疹を伴わない不顕著感染の場合、
風疹と診断されることもあります。


https://twitter.com/LiccaHIR/status/734964389082628100

りんご病は自然治癒で治る?病院に行くタイミングは?

伝染性紅斑症には特効薬はありません。
発疹や発熱などの症状が自然に治癒するのを待ちます。

日光を浴びることによって痒みを伴うことがあるので
外出を控え日光を避けるように予防します。

痒みが酷い場合はかゆみ止めなどの薬が処方されます。
重症の場合や他の病気を持っている場合ウイルスを中和させるために
γ-グロブリン製剤 という薬が有効になります。

特に症状が重くない場合は紅斑が出て感染力が少なくなっても
人に移さないように学校や職場と休む相談をします。
症状が重くなったり、他の症状を併発した場合は
すぐに病院で診察するようにします。

合併症としては発疹や発熱が長引く・持病がある場合の
貧血発作・関節炎・関節リウマチ・血球貧食症候群と
妊婦の場合流産や胎児に異常が起きる場合があるので充分に注意します。

B19ウイルスは他のウイルスに比べて一般的には予後良好ですが、
まれに重篤な症状になることがあります。

りんご病注意動画はこちら

糸球体腎炎との関係は?

予後良好な感染性紅斑ですが、糸球体腎炎との関係も報告があります。
パルボウイルスB19を契機に糸球体腎炎・肝障害・心外膜炎などになる場合もあります。

糸球体腎炎とは、腎臓の中で血液の中の老廃物を除去する時に
血液をろ過するろ過装置が糸球体と呼び、
腎臓の中には数百万個の糸球体があり、その糸球体に炎症が起きる炎症です。

原発性の糸球体腎炎では病因が特定できないことが多いですが、
免疫異常が原因であることが多いとされています。

免疫異常は細菌やウイルスから体を守るために働いていますが、
その結果糸球体腎炎が発症してしまうことがあります。

急性の糸球体腎炎は他の感染症状の後に腎臓の症状を発症します。
他の感染症の1~2週間後に血尿・むくみなどの症状があらわれますが、
自然に治癒することが多いとされています。

腎臓に負担にならないように塩分やタンパク質の摂り過ぎに注意し、
むくみがある時以外は充分な水分補給で予防します。

まとめ

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伝染性紅斑(りんご病)は流行します。
比較的軽症の場合が多いですが、経過をよく観察し合併症に気をつけることが大事になっています。

風邪のような症状の時でもまわりで流行しているような場合には
飛沫感染を防ぐことが予防になります。
飛沫感染に効果的とされるのはマスクが手軽、かつ効果的です。

二次的な病気に発展しないためにも
生活習慣にも気をつけることが予防の最大の方法になるようです。