寒い日に外に出ると、耳が冷えて痛くなることはありませんか?
耳は体の末端部分でとても冷えやすく、耳の冷えがひどいときには、
頭痛や耳鳴り、めまいがするともあると思います。
耳の冷えは、頭痛の原因になってしまうことがあるようなのです。
今回は耳の冷えと頭痛の関係性と耳の冷えを改善する方法を詳しく紹介していきます!
耳の冷えによる頭痛とは?
耳の冷えによって起こる頭痛は、病気が原因によるものではなく
「機能性頭痛」という頭痛の中の1つで、寒冷刺激が原因によるものだといわれています。
耳の神経は直接脳へと繋がっていて、冷えによって血管が縮んだりするなど
何らかのかたちで耳の冷えが頭痛へと進展してしまっているのです。
耳は体の末端部分にあるので、とても冷えやすい場所なのです。
むしろいつも冷えているとも言えるのですが、
耳が冷えすぎてしまうと頭痛の他にもしびれ、めまい、
ひどい場合はしもやけになってしまうこともあるようです。
耳の冷えには、耳あてなどで保温する対策や蒸しタオルなどで外から温める方法が最も効果があります。
蒸しタオルを使った外から温めて耳の冷えを改善する方法とは?
蒸しタオルはカイロなどとは違って、自然治癒力を高めてくれるので、
冷え性の原因である血行不良に対して効果を発揮してくれるのです。
この蒸しタオルを使った外から温める方法で耳の冷えを改善するようにしましょう。
蒸しタオルを使った耳の冷えの改善方法は、とても簡単です。
まず、顔から耳までしっかりと覆うことのできる大きめの蒸しタオル用のタオルを用意します。
給湯器の温度を42℃に設定して、洗面器にお湯を張ってタオルを浸し、
水が垂れないぐらいに絞ります。
絞ったタオルを一気に広げ、もしタオルが熱すぎたら少し冷ますために外気にさらしましょう。
蒸しタオルの温度は、適温と思うよりは少し熱いぐらいがおススメです。
そして、仰向けに横になり、耳に当たるようにタオルを顔の上にのせます。
横からタオルを耳に押し当てるようにして、冷えた耳を温めましょう。
顔と耳を一緒に温めることによって、頭全体の血行が良くなるので、
耳の冷えの改善にとても役に立つのです。
2〜3分ぐらい経つとタオルも冷めてくると思うので、
まだ耳が冷たいなと思うようであればもう一回蒸しタオルをつくって、
2〜3分ぐらい温めるようにしましょう。
さらに、お湯ではなく電子レンジでの簡単な蒸しタオルの作り方を紹介します。
電子レンジで蒸しタオルをつくる方法
- タオルを水で全体的に濡らす
- タオルが全体的に濡れたら、水滴が出なくなるぐらいまで絞る
(カラカラになるまで絞りすぎてしまうと温めたとき乾燥してしまい、
蒸しタオルがでいないので注意しましょう) - ラップや電子レンジ対応のジップ式の袋などでタオルを包む
(水分の蒸発防止と電子レンジ内の汚れやニオイなどからも守れるので衛生的に良い) - 一般家庭の電子レンジの500Wで、1分30秒〜2分ぐらいを目安にして温める
- 電子レンジから取り出してラップを外して、蒸しタオルの完成
(取り出しときは、火傷に気をつけるようにしましょう) - 温めた蒸しタオルを顔の上にのせ、横から耳に押し当てるようにして温める
耳の冷えを改善する耳のマッサージとは?
蒸しタオルを使って耳を温めて耳の冷えを改善する方法の他にも、
耳を直接マッサージして耳全体の血行を促進して耳の冷えを改善する方法もあります。
耳にはたくさんツボが集まっているので、美容から健康まで幅広いジャンルで注目されています。
耳が冷えたままの状態でマッサージを行っても耳に痛みを感じる場合があるので、
上で紹介した「蒸しタオルを使った耳の冷えの改善する方法」を行った後や
カイロなどで温めた後にやるとさらに効果抜群です。
耳を直接マッサージして耳の冷えを改善する方法は、とても簡単です。
耳を外側に向けてから耳のまわりを優しく指先でもんだり、
ひっぱったりするだけです。
2〜3分ぐらいもんだりひっぱったりし続けて、
耳全体の血行が良くなってポカポカと温かくなってきたら成功です。
逆に、いくらマッサージをしても温かくならない場合は、
耳に負担がかかってしまうので、10分以上続けることはやめるようにしましょう。
まとめ
最後になりますが、耳の冷えで起こる頭痛は「機能性頭痛」と言われていて、
寒冷刺激が原因によるもののようです。
ですから、冷えた耳を温めることで頭痛はおさまると思うので、
ここで紹介した蒸しタオルやマッサージで耳を温めて血行を良くする方法をぜひ一度試してみてください。
自宅ではご紹介した方法を、外出時はマフラーを深めに巻いたり、
イヤーマフをしたり、耳を冷やさないようにしましょう。
急性の炎症性疾患や神経痛など他の原因も考えられるので、
その場合は一度医病院へ行って診察してもらうようにしましょう。