エンテロウイルス」、「パレコウイルス」というウイルスの名前、
皆さんは聞いたことがありますか?

その名の通り2つとも感染症を引き起こすウイルスの名前なのですが関係性はあるのでしょうか?

また、それぞれのウイルスに感染してしまった時の対策などについても考えていきましょう。

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「エンテロウイルス」ってどんなウイルスなの?

エンテロウイルスは、腸管で増えるウイルスのことを指します。
毎年型は異なりますが、5月〜10月にかけ流行します。

エンテロウイルスによる感染が進むとウイルス血症が起き、
身体の組織・中枢神経系に及ぶと様々な感染症を引き起こすことがあります。

症状としては何も表れないという人が多く
表れたとしても軽い風邪のような症状であることが多いです。

しかし、最近では子どもに「まひ」症状を引き起こしてしまうことが報告されているので注意が必要。

その他、幼児期に流行する「手足口病」。

口腔粘膜、四肢末端に水泡性発疹ができるもの。

ヘルパンギーナ」は口腔粘膜に水泡性発疹ができ高熱も出てしまうものです。

夏風邪の代表とも言われている病気です。
いずれも幼児に感染者が多いのが特徴です。

「パレコウイルス」ってどんなウイルスなの?

パレコウイルスは医学界では「ヒトパレコウイルス」と呼ばれていて
こちらも幼児期に見つかることが多いウイルスなんです。

パレコウイルスは胃腸炎上気道炎の原因となることで知られており、
症状としては軽症のものから、集中治療が必要な重篤なものまで様々です。
特異的な治療法が存在しないため、症状が出てから病院に行かなくてはなりません。

そして症例のほとんどが生後3か月未満の「乳児」ということで
生まれたての赤ちゃんにかかってしまうことが多いのも特徴。
敗血症脳炎を引き起こすこともあるので注意が必要です。

2つのウイルスの関係性は?注意すべきことは?

この似たような名前の2つのウイルス、実は深い関係性があったのです。

パレコウイルスは、エンテロウイルスと同じ「ピコルナウイルス科」に属しています。
上に挙げた通り症状がよく似ており、
エンテロウイルスを疑われている人からパレコウイルスが検出されたという例もあります。


ウイルスの分類に関しては難しいので
同じ科に属する」ということだけ知っていれば大丈夫。

最近は「麻痺」など危険な症状を引き起こすウイルスとして話題ですが、
昔から「感染することで免疫ができる」と言われてきたウイルスで、
幼児期に感染しておいた方が予防になると言われています。
なお、ワクチンは開発中(2012年時点)で未だ存在しません

日常生活の予防に関しては「手洗いうがい」や「消毒」を行うこと、
特に便の中にウイルスが萬栄しているのでオムツなどの取り扱い・処理はきちんと行ってくださいね。
オムツの交換をした後は必ず、除菌をしましょう。

もしお子さんが感染してしまった時の対策

これらウイルスに感染してしまったら起こる症状として
まず、「ウイルスによる風邪」と診断された場合は
子どもが元気になってからも1か月間はウイルスが放出されるので
保育園や幼稚園に通っているお子さんは様子見が必要です。
小児科医の判断を仰ぐようにしてくださいね。

次に、ウイルスによる「手足口病」と診断されたら
食欲が落ちてしまうので少し心配になりますが、1週間もしないうちに元気を取り戻すでしょう。

また、「ヘルパンギーナ」の場合は高熱を伴い
40度近い熱を出すこともありますが、3〜4日たてば熱は下がります。

いずれにせよ「手足口病」や「ヘルパンギーナ」のような水性の発疹が出た場合は必ず病院へ行き、
出来るだけ周りとの接触を防ぐようにしてくださいね。

まとめ

2016-04-27c

いかがでしたか?
特に「エンテロウイルス」は最近話題で未だにまひが残る幼児が
かなりの確率を占めているようなのでお母さま方も心配かと思います。

夏風邪の代表だと言われている「手足口病」も、
これまでは感染することが次からの予防につながると考えられてきましたが、
最近のニュースのことを考えるとそれも怖いような気もしてきました。

しかし、一般的にかかる感染症はそこまで重篤ではありません。
少し熱が出る場合もありますが、症状が出てから割とすぐに治りますし、特別な治療もいりません。

1度かかってしまえば抗体もできるので、
焦らず病院で言われた通りの処置を行うようにしましょう。