麻疹は、子供の頃にかかってもいない、
また予防接種もしてない大人がかかると、重症になる事がありますが、
妊婦さんだと流産してしまう危険があるんです!
またこの麻疹が突然大流行する事があるんです。
かなり怖い事なので、詳しく説明しますね。
あなたが妊婦さんなら、危険がある訳を知って注意してください。
麻疹についておさらいしましょう
麻疹は、麻疹ウイルスで引き起こされる病気です。
空気感染や飛沫感染、接触感染します。
麻疹ってすごく強いウイルスなんで、
かかっている人の傍によれば100%うつるって言われています。
最初は鼻水や咳、熱が出るので、風邪と間違える事もありますが、
2、3日すると39℃以上の高熱に変わり、発疹が全身に出来ます。
発疹が出た事で、あっ・・・麻疹だったんだ!って事になります。
高熱が続くので、大変しんどい上に、
肺炎や中耳炎などを合併しちゃう事もあり、中には脳炎を起こす場合もあります。
子供の時にかかるより、大人になってからかかる方が、
重症化しやすいとも言われています。
麻疹は、必ず保健所に届けなければいけない病気となっています。
ワクチンで撲滅出来るんじゃないかって言われていましたが、
実際は出来てません(^^;)
それどころか、日本では2007年から2008年にかけては大流行してしまいました。
大人でも麻疹になる訳は?
麻疹って1978年からは定期接種となった事により、患者数は激減しました。
でもワクチンを打たなかった人もいます。
そんな人は、大きくなってから、麻疹になった子供と接触する機会があると、
麻疹になってしまう事もあります。
でも、ワクチンを打ったのになってしまったとか、
昔麻疹にかかったのに、かかってしまったという人もいるんです。
麻疹は1度なると2度なる事はないって言われているのに、おかしいですよね。
麻疹に1度かかると免疫が出来ます。
でもだんだんやっぱり落ちてくるんですね。
ワクチンがなかった頃は、麻疹が毎年のように流行っていたので、
免疫が落ちても、まだ症状が出ない程に防ぐ能力が残っている時に、
うつっていたと考えられています。
うつっても症状が出なかったり、軽い程度ですんでしまい、
うつった事がわからないまま過ごしていただけなんです。
でもうつった事で、また免疫は上がりますよね。これを繰り返していたんです。
でもワクチンが出来た事で麻疹の流行はなくなり、
免疫が少し落ちた時にうつる事が出来なくなっちゃたんです。
大人になって免疫がドーン!と落ちてからうつっちゃうので、
症状が出る人が増えたって事ですね。
妊婦さんが麻疹にかかると流産になっちゃうの?
妊娠して赤ちゃんが出来ると、
身体が赤ちゃんを異物だと認識してしまう事があるんですね。
異物だと認識すると、排除する方向にいっちゃいます。
それでは大変!そこで、免疫機能を下げて、
赤ちゃんを保護するように身体が変わるんです。
先に書きましたが、麻疹は大人になってからかかると、重症化しやすんですね。
普通の人でも重くなるんです。
妊婦さんのように、免疫機能が落ちて、感染しやすくなっていると、
麻疹にもかかりやすく、また重症化しやすくなってしまいます。
また麻疹にかかると、強い子宮の収縮が起きてしまい、
妊婦さんの内約3割が流産や早産してしまうって結果になっているんです。
これは、ワクチンを打った事もない、また麻疹にかかった事もないという、
全く免疫のない妊婦さんに多くなるようです。
もし、麻疹にかかっている人と接触した!って事がわかれば、
72時間以内にワクチンを打てば、抑えられると言われていますが、
妊娠した後では、ワクチンを打つ事は出来ません。
もしこれを防ごうとするなら、妊娠前にワクチンを打つ必要があるんですよ。
妊娠の予定があるなら、早めにワクチンを打ちましょう
どうだったでしょうか?
妊婦さんが麻疹にかかると、大変だ!って事がわかって頂けたでしょうか?
せっかく新しい命を宿して、生まれてくる事を心待ちにしているのに、
流産や早産になってしまうなんて、これほど悲しい事はありません。
今まで大丈夫だったから、きっと大丈夫というのは、何のあてにもなりませんよね。
実際に妊娠してから麻疹にかかり、
流早産したり死産してしまった例もあるんですから。
また2007年のように、大流行しないとも言い切れません。
もし、赤ちゃんがそろそろ欲しいって思ってるなら、
その前に麻疹の抗体を調べてもらって、
もし抗体がないようなら、ワクチンを打っておきましょうね。
ウイルスや花粉、環境汚染のカット率が高いものを選んでくださいね。
こまめな手洗いうがいも大切です。
赤ちゃんを守る事が出来るのは、お母さんだけなんですよ!