鼻の奥にある空洞、副鼻腔。
この部分は意外と炎症を起こしやすく、
割と簡単に「副鼻腔炎」という病気になりやすいです。

この副鼻腔炎ですが、放っておくとどうなるかご存知ですか?
そのままにしておくと、が溜まったり、合併症を引き起こす恐れも……。

今回は、副鼻腔炎とそれに繋がる様々な病気についてお話しします。

副鼻腔炎はどうして起こる?

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副鼻腔炎は、なぜ起こるのでしょうか。
それは、本来空洞であるはずの副鼻腔に、何らかの理由で細菌が入り込むからです。

風邪やアレルギー性鼻炎が原因となることが多いようですが、異物混入、
例えば子供が間違って鼻に小さなものを詰め込んで起こるというケースもあります。

副鼻腔炎には、発症してもきれいに治る「急性副鼻腔炎」と、
急性副鼻腔炎が治らず長期間続く「慢性副鼻腔炎」に分けられます。

慢性副鼻腔炎は別名「蓄膿症」と呼ばれ、
副鼻腔に膿が溜まった状態になる病気です。
なぜ膿が溜まるかというと、副鼻腔の出入り口が炎症によって閉じてしまい、
細菌感染で生じた膿が排出できなくなってしまうからです。

慢性にまでなってしまうと、完治は大変困難を極めます。
薬などを飲み続けても、良くなったり悪くなったりを繰り返し、
いつまでも完治しないケースが少なくないようです。

化膿した鼻水を出すためにはどうすれば良い?

慢性副鼻腔炎によって副鼻腔に膿が溜まると、
粘度のある鼻水が出るようになり、鼻が詰まりやすくなります。
この状態はとても息苦しいばかりか、
酸欠や嗅覚が鈍ってしまうなどの悪影響も起こります。

この膿が混じった鼻水を出すためには、どうすれば良いのでしょうか。

耳鼻科などでは、鼻うがいを推奨するところもあるようです。
鼻うがいとは、専用のポットなどで鼻から水を入れ、口から出して洗浄する方法で、
慣れないうちはとても苦しく不快感がありますが、慣れてくるとスッキリ感が得られるようです。


副鼻腔炎だけではなく、
花粉症にも効くようですね。
ただ、鼻うがいは間違った方法で行うと症状が悪化しやすく、
今では吸入器で蒸気を吸う方法の方が安全でおすすめできるのだそうです。


病院では、粘膜の炎症を鎮めたり、
痰や鼻水を緩める効果のある薬入りの蒸気を当てることが多いですが、
自宅用のものは水や食塩水を利用するものが主流のようです。


とっても効いたという声も少なくありませんが、やはり一時しのぎ。
副鼻腔炎を完治させなければ、結局また鼻が詰まってしまいます。
でも、今だけでも鼻の通りを良くしたいという人には便利ですね。

また、鼻詰まりを解消するツボもあるようなので、急な鼻詰まりの時に活用してみて下さいね。

副鼻腔炎から起こる病気あれこれ

副鼻腔炎をそのまま放っておくと、
思わぬ合併症を引き起こすかもしれません。

慢性化して起こる蓄膿症はもちろんのこと、
そこから炎症が目に移行して結膜炎に
なったり、脳に移行して髄膜炎になったりするケースもあるようです。

副鼻腔は目にも脳にも近い部位ですから、
それらの部位に悪影響が起こっても何もおかしいことではありません。

また、子供の副鼻腔炎の場合、
副鼻腔や耳管が未発達のために炎症が中耳にまで移行し、
中耳炎を引き起こすことがあります。
大人の場合も、鼻詰まりを勢いよくかもうとして耳に炎症が起こることがあるため油断はできません。

副鼻腔炎、特に慢性のものは完治までに時間がかかりますが、
発見でき次第治療をした方が合併症を引き起こすリスクが低くなります。

まとめ

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いかがでしたか。
副鼻腔炎の概要と、そこから起こり得る合併症などについてご説明しました。

急性の副鼻腔炎なら数日で良くなることが多いですが、
運悪く慢性副鼻腔炎になってしまった場合、下手をすると一生の付き合いになる恐れもあります。

「鼻の調子がおかしい?!」と思ったら、
すぐに慢性副鼻腔炎を疑った方が良いかもしれません。

そこから完治までには時間がかかることが多いですが、少なくともそれ以上の悪化は防げるはずです。

放置の結果、副鼻腔炎から髄膜炎などの重病に移行する数は決して多くはありませんが、
万が一そうなってしまうと、本当に大変なことになります。

たかが副鼻腔炎と甘く見ずに、
なるべく早い対処をするようにして下さいね。