不整脈と言えば誰にでも起こりうるものという印象がありますが、
循環器の不調の表れのため、油断は禁物です。

そんな不整脈は、どんな原因で起こり、どうすると悪化してしまうのでしょうか。
今回は、不整脈についてご説明します。

また、お風呂と不整脈の関係も知っておきましょう。

不整脈の原因や症状

不整脈とは病名ではなく、脈の打ち方がおかしくなる状態を指す言葉です。
その原因は、心臓の機能に異常があるという命に関わるものから、疲れや年齢によって一時的に起こる無害なものまで様々です。

一口に不整脈と言っても、脈が速くなる頻脈
遅くなる徐脈期外収縮と呼ばれる脈が飛ぶ状態の3つがあります。

病気による不整脈は、これらのうちどんな不整脈かを調べることにより、
病気がある部分がどこかを突き止めて治療します。

不整脈の症状は、病気とは関係の無いものなら「ドキドキする」と感じる程度ですが、
病気が原因のものになると生命活動支障が出るほど脈が乱れてしまい、
貧血失神、血圧低下などを招くこともあります。

貧血についてはこちらの記事もご参考に!

手足を温めると症状がやわらぐのはなぜ?

病気が原因ではないいわゆる「無害な不整脈」は、老化現象
または疲れストレス自律神経の乱れが起こって生じることが多いそうです。

緊張するとドキドキすることからわかる通り、
不整脈が起こっている時は交感神経が優位になっている状態と考えられます。
交感神経を鎮め、副交感神経を優位にするために手っ取り早いのは「手足を温める」ことでしょう。

手足を温めて毛細血管が拡張すると
副交感神経が働くようになり、不整脈が落ち着くという人が多いようです。

こんな人は、疲れやストレスが溜まっている可能性がありますので、
応急処置的に手足を温めるのも良いですが、その根源を断ち切った方が根本的な改善につながります。

ただ、全ての不整脈が温めて良くなるわけではありません。
大きな病気が隠れている可能性もあるので、様子がおかしいと思ったらすぐに病院へ!

不整脈がある人はお風呂に注意!

身体を温めるのなら、お風呂に入れば良いんじゃない?と思われがちですが、
実は、お風呂の入り方によっては命取りになることもあるのです。

ヒートショック」という言葉を聞いたことがありますよね。
これは、脱衣場とシャワーや浴槽の温度差に心臓がダメージを受け、
不整脈心筋梗塞を引き起こす現象です。

これは、心肺機能が弱っている老人つまり不整脈を起こしやすい人に多く、冬は特に注意喚起されています。

これは老人だけに起こる現象ではないので、日常的に不整脈が起こるという人は、
お風呂に入る時にはぬるいシャワーで身体の末端から温め、
徐々に心臓に近いところを温めるようにしてからぬるめの湯船に入りましょう。

脱衣所に小さなヒーターで暖めておくと温度差を小さくすることができるため、
心臓への負担が軽減されます。

不整脈の予防や対処法

不整脈を予防するためには、やはり自律神経を乱すような疲れやストレスを溜めないこと、
そして、適度な運動習慣を付けることが大切です。

運動することにより心肺機能が鍛えられますし、
筋肉を付けることで、心臓だけではなく筋肉の力で血液を送り出す力が増すため、
不整脈が起こりにくくなると言われています。

それでも不整脈が起こってしまった場合の対処法ですが、
特に体調に変化が無ければ、気にしないのが一番です。
気にしすぎることでそれがストレスになり、さらなる不整脈を招くからです。

もし、すぐに良くならないようなら、横になれるスペースを確保し、
背中にクッションなどを入れて上体を少し高くした体位を取ると楽になるそうです。

でも、すぐに良くならない不整脈はやはり病気が原因となっている恐れがあるので、
一度診てもらって「問題無い不整脈」だという診断を貰った方が安心ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
不整脈について、色々とご説明しました。

先日、私立恵比寿中学の松野莉奈さんが「致死性不整脈」という病の疑いでお亡くなりになりました。

この致死性不整脈は、心臓の異常から脈が急激に上昇し、
すぐに対処しなければ死に至る可能性が高いもので、突然死の原因の一つと言われています。

このように、若い人でも起こりうるものですから、「まだ若いから」と安心してはいられません。

今回のテーマの不整脈は病気などの心配がない場合の対処法としてお話ししていますが、
やはり循環器系の異常は恐ろしいものですから、安易に考えずに異常を感じたらすぐに医師に相談した方が良いでしょう。

不整脈は誰にでも起こるものですが、時に命取りになります。
自分の体調を正確に把握して、健康を維持するようにして下さいね。