妊娠中の胃の不快感、つわりだと思って耐えていたら、胃潰瘍だった……!
なんていう話を聞いたことがありませんか?

胃潰瘍は、妊娠中でもそうでなくても平等に襲い掛かる病気です。

現在絶賛つわり中のあなたも、これから妊娠を考えているあなたも、
この機会につわりと胃潰瘍の見分け方を知っておきましょう。

妊娠中でも胃潰瘍になる!つわりとの違いは?

2016-08-31b

妊娠中は胃酸の分泌量が減るため、
妊娠していない時に比べて、胃潰瘍にはなりにくいと言われています。
ですがこれは、「なりにくい」というだけで、「ならない」わけではないのです。

妊娠中でもストレス過多の状態が続いたり、
ピロリ菌などのせいで胃潰瘍になることがあります。
胃潰瘍の原因の7割ピロリ菌(正式名称は「ヘリコバクター・ピロリ」)により
起こると言われており、
妊娠中でもその脅威から逃れられるわけではありません。

胃潰瘍をつわりだと勘違いして放っておくと、
悪化して大変なことになるかもしれません。

胃潰瘍とつわりの見分け方としては、
一番わかりやすいのは、つわりの場合は空腹時に
気分が悪くなり、食べると楽になりますが、
胃潰瘍の場合は食べてからも痛むことが多いということです。

また、つわりは安定期に入ると治まることが多いですが、
胃潰瘍の場合は安定期に入っても不調が続きます。
ですが、つわりだと思い込んで安定期まで放っておくのは
胃潰瘍を悪化させる原因になりますので、怪しいと思ったら医師に相談して下さいね。

胃潰瘍の合併症には何がある?

では、胃潰瘍を放っておくとどんな合併症を引き起こしてしまうのでしょうか。

まず、胃潰瘍には「三大合併症」と呼ばれる症状があります。
それは、「出血」「狭窄」「穿孔」の3つ。

「出血」は、潰瘍を起こした部位から出血することで、
大量に出血してしまった場合、出血性ショック血圧の低下などが見られます。

「狭窄」は、胃潰瘍の跡がしこり状になり、
胃から十二指腸に繋がる幽門部が狭くなって食べ物が通過しにくくなる症状です。
この症状を放っておくと、腸まで栄養が届かず、身体が弱ってしまいます。

最後の「穿孔」は、潰瘍部が深くなり、胃に穴が開いてしまうこと。
空いた穴から胃の内容物が漏れ出て、急性腹膜炎を起こしてしまいます。
「ストレスで胃に穴が開く」という言葉がありますが、大げさではない事実なのです。
https://twitter.com/logicalmagiq/status/762600955766374400
これらの三大合併症を起こすと、
緊急手術が必要になることが多いようです。
そうなる前に早期発見をして、治療や原因の排除に努めたいですね。

また、胃潰瘍が悪化するとガンになるという説がありますが、
これは今のところ明確な根拠は見出されていません。

冷え性が原因でも胃潰瘍になるって本当?

冷え性のせいで、胃潰瘍になるという説を聞いたことがありますか?
これは本当のことで、身体が冷えると全身の血管が収縮し、
胃の粘膜に栄養が行き届かなくなって胃酸に負け、胃を痛めてしまうためです。

健康な胃の粘膜は、胃酸と闘いながら常に修復され続けていますが
このバランスが崩れると、簡単に胃炎や胃潰瘍を起こしてしまう大変デリケートな仕組みを持っています。

外出先で冷房が効いているようなところへ行く場合は
膝掛けをするなどして身体を冷やさないように、気をつけましょうね。

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ストレスで胃潰瘍になるケースも、
自律神経の乱れからこのバランスが崩れることで起こります。

俗にいう「胃が弱い」人は、
このバランスが崩れやすいタイプの人が多いです。
自覚がある人は、お腹に優しいものを食べるだけではなく、
身体を冷やさない、ストレスを溜めない、生活を規則正しくするなどの配慮が必要なのです。

また、こちらの動画で紹介されているツボも、
胃炎を和らげる効果があります。
胃潰瘍にまでなってしまったら、ツボを押すよりも病院に行くべきですが、
予防的に胃の調子を良くするツボを押すことは意味があると言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
胃潰瘍の恐ろしさや対処法についてご説明しました。

胃潰瘍の原因はピロリ菌の仕業によるものが7割と高い数字を占めていますが、
だからと言って、ピロリ菌を持たない人が胃潰瘍にならないわけではありません。

本文中でも触れましたが、
胃の粘膜は簡単なことで損傷しやすく、不調や病気をもたらしやすいのです。

その原因は、先にもお話しした冷えやストレスだけではなく、
喫煙、飲酒なども挙げられます。
お酒や煙草の煙が胃を痛めるだけではなく、
それらのせいで血行が悪くなったり
良くなりすぎたりして胃の粘膜の修復がうまく行かなくなるからです。

胃を痛めると、イライラして何も手に付かなくなりますよね。
美味しく何でも食べるため、
そして機嫌よく過ごすためにも、胃に優しい生活習慣を守るようにして下さいね。