インフルエンザに感染すると命の危険性が高まりますが、
これはインフルエンザ脳症という症状が関係しています。
正しい対策を知らなければ数時間~数日の間に命の危険性が高まります。
インフルエンザの治療法、過ごし方、
炎症などの見極め方などをきちんと理解しておくことが大切です。
インフルエンザ脳症について細かくご紹介しています。
インフルエンザ脳症ってどんな症状?
インフルエンザ脳症というのは簡単にいうと、
主に幼児によくおきる症状のことです。
この症状に該当する際は「痙攣」「意識障害」などが確認でき、
異常行動が急に引き起こされます。
これらは神経症状の影響ですが、血管が詰まることや、
臓器が動かなくなって心配停止に繋がることもある重大な症状のことをインフルエンザ脳症と呼びます。
具体的な症状とは?
発症は急に引き起こされます。
主に8割は高温の発熱が続き、
それから数時間~24時間以内に神経症状が出始めます。(痙攣、意識障害等)
幼児の場合、名前を読んだり何か聞いても応答しない際は危険な状態です。
こういった場合は直ぐに病院に診断してもらうことが大切です。
また、土日、祝日などのケースに発症するケースも考えられるので、
親として予め救急病院を調べておくことや、
いざというときに行ける病院を調べておくと、
命を失うリスクを格段に減らすことが出来るので覚えておきましょう。
インフルエンザ脳症の危険性チェック信号
下記のような場合は特に要注意ですので、異常症状についてご紹介します。
- 親のことが分からない、現場に居ない人の名前を言い出す(認識が出来ない状態)
- 食べ物と自分の手などが認識できなくなってきて区別がつかなくなり指・手を噛む
- テレビアニメ・キャラクター・動物などが見えると発言しだす
- 急な恐怖、不安感、泣き出す、震えだす
- 怒り出す、感情表現が拠り激しくなる、大声で叫びだす
脳症の場合はこういった症状で判断します。
必ずご自身だけで調べるのではなく、
そういった症状を確認した場合は直ぐに病院へ向かうことが大切です。
少しでも命の危険性をなくすには、直ぐに病院へ行くことが最も大切です。
ワクチン接種は効果があるのかどうか?
ワクチンは必ず受けるようにしておきましょう。
ただし、ワクチンを受けたからといって
脳症になることを確実に防げるかどうかというとそうではありません。
個人差が大きく、お子様の免疫力によっては感染しやすい場合もあります。
ですが、ワクチンを続けることで免疫力が向上することは確かなことなので、
必ず乳幼児から接種しておくことが大切です。
脳症についてですが、1歳~5歳までに引き起こされることが多いので、
幼児を抱える親にとっては普段からお子様の体調や変化を細かくチェックしておくことが大切です。
インフルエンザ脳症の治療方法とは?
入院が必須になります。
安静にして脳内の圧力を少しずつ低下させていく治療法が一般的です。
また、ウィルスを減らす薬を使って脳の機能を正常に戻す治療が進められます。
お子様の場合は、脳症などが発症すると、命の危険だけでなく、
精神面や知能面や運動障害などが後遺症として残る危険性もあります。
とにかく、症状が確認できた際は1秒でも早く病院へ行くことが大切です。
感染しないためにはどうすればいいのか?
具体的にはワクチン接種しか今の段階ではありません。
またお子様の免疫力には個人差があり、人によっては感染しやすい場合もあります。
やはり一番、簡単な予防法はマスクです。
大切なのは症状が確認できた際に
どれだけ早く病院への手続きが出来るかがポイントです。
上記でも説明しましたが、自宅近くの病院などを調べておくこと、
救急病院を調べておくことなど、いざというときの為に
前もって準備をしておくことでお子様の命を守ることが出来ます。
インフルエンザも非常に危険ですが、
インフルエンザ脳症はさらに危険があるので注意しましょう。
その状況へ直面した時に、少しでも冷静でいられるように
インフルエンザ脳症の基本的な知識は身につけておきましょう。
常にお子様の様子を見ること、例え風邪だと感じた場合でも
変化を見逃さないようにチェックしておくことが最も大切なポイントだということを覚えておきましょう。