手足にプツプツと水疱ができる「汗疱」という皮膚病をご存知でしょうか。
水疱ができる病気と言えば、水虫や主婦湿疹が思い浮かびますが、それらともまた違った病気です。

今回は、汗疱という病気の治療と、間違えやすい病気との違いなどについてご説明します。

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汗疱(汗疱状湿疹)とは、他の皮膚病との違い

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汗疱とは、手足の指の股のあたりからぽつぽつと出る、小さな水疱のことです。
これが潰れてしまうと痒みを伴う湿疹となり、「汗疱状湿疹」と呼ばれるようになります。

湿疹はやがて乾いてかさぶたとなり、剥がれ落ちて症状が落ち着きますが、
そのうちまた汗疱が出て潰れて……を繰り返します。

この病気の原因は不明ですが
一説によると、汗をかきやすい多汗症なのにうまく汗が排出されないことで起こると言われています。

また、湿疹が似ているために水虫主婦湿疹と間違われやすいですが、
汗疱状湿疹は、これらとは全く異なる病気です。

水虫は白癬菌に感染する病気
主婦湿疹は洗剤や薬剤に負けて湿疹になる病気ですから、
何にも感染せずに内側から出る汗によって起こる汗疱とは、原因が全く異なるのです。

どんな薬を使って治療する?

まだ汗疱が潰れていない状態のうちは、これといった治療を行いません。
汗疱が潰れ、湿疹が生じてから治療をするのが一般的です。

皮膚病ですから、治療は塗り薬が主となります。
現在、一番多く使われているのはステロイド薬サリチル酸です。

使う人の症状にもよりますが、プロトピック、リンデロン、ロコイド軟膏などという名前の薬が一般的のようです。

これらを用いて痒みを引かせ、掻き毟って湿疹が広がるのを防ぎ、乾いて剥がれ落ちて終息するのを待つのです。

市販のステロイド、フルコートFの効果は?!

ステロイドでの治療がメインということは、
病院で薬を貰い続けなければいけないの?
と思ったあなたに朗報です。

市販されているものにもステロイド配合のものがあり、
口コミでは「フルコートF」がよく効くとのことです。


このフルコートFは、市販のステロイド薬の中では最強だとも噂されているのだとか。
先ほど名前が出てきたロコイド軟膏よりも、強めのステロイド薬なのだそうです。

薬剤師がいる薬局で入手できるので、
急に必要になった時などに便利ですね。
今までユースキンやオロナインのような非ステロイド市販薬を使っても効果が無かったという人は、試してみると良いでしょう。

脱ステロイドを安易に行うと悪化するって本当?

どんな皮膚症状にも効果てきめんなステロイド薬の怖いところは、
急にやめるとリバウンドを起こしやすいことです。

しかも、ステロイド薬は依存性があり、
使い続けるとどんどん炎症部位が広がったり
弱い薬では効かなくなってしまいます。

この悪循環にハマってしまうと、皮膚が徐々に弱くなってしまい、
汗疱が悪化するだけでなく、薬をやめただけで皮膚炎が起こるようになります。

このステロイド依存状態を脱却するためには、
医師の指示に従いながら徐々に薬を減らしていくのが基本です。

いきなり薬をやめると、リバウンドを起こして手が一気にボロボロになってしまうので、ご注意くださいね。

汗疱についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

プロトピックの効果について

このリバウンド依存が怖いという人は、最初からステロイド薬に頼らないという方法もあります。

例えば、先ほど出てきた「プロトピック」という薬は非ステロイド薬なので、
依存性はありません。

非ステロイド薬ながら、汗疱にはよく効く薬として、多くの皮膚科で処方されています。

ただ、ぴりぴりしたり、ほてりが出るという副作用や、
塗った部位を強い日差しに晒すと発がん率が上がるという報告もあります。

非ステロイド薬でもやはりお薬ですから、医師の指示に従って使用することが大切です。

まとめ

2016-09-20c

根本治療が無いことから、患者をとても悩ませる汗疱。
痒いだけではなく、見た目も悪くなるので本当に嫌ですよね。

最後に、自宅でできる汗疱のケアとして、ワセリンと綿手袋を使った方法をご紹介します。

こういったワセリンはドラッグストアで手に入れることができます。
まず、家にいる時は常に湿疹が出ている部分にワセリンを薄く塗ります。
そして、その部分を保護するために薄手の綿手袋をはめて過ごすだけです。

ワセリンには薬効成分はありませんが、保湿効果が優れているために、
汗腺の詰まりがとれて汗疱を作りにくくするそうです。

また、綿手袋はワセリンのベタベタが周囲に付かないようにするだけではなく、
外的刺激から手を守る役割を果たします。

洗い物をするときは、綿手袋の上からゴム手袋をすると手荒れがおきにくいという利点もあります。

ステロイドは使いたくない、でもその他の薬は合わないという人は、
このワセリン綿手袋で様子を見てみてはいかがでしょうか?