以前、安倍首相が辞任した原因ということでも知られる、機能性胃腸症
首相をやめなければいけないくらいなのだから、仕事ができなくなる病気なのではと思いますよね。

ここで、機能性胃腸症の人の仕事との付き合い方や、
ツボやお灸などの効果についてお伝えします。

機能性胃腸症は休職しなくてはいけないのか

Close-up of a woman taking medicine

機能性胃腸症に苦しむ人の割合は、
日本人の場合は4人に1人という高さ。
でも、その1/4の患者全員が仕事を休職しているかというと、そうではありません。
(1/4も仕事に出られなくなったら、社会が機能しなくなりますよね!)

でも、症状の重さはピンからキリまである病気なので、
重症の人は、やはり仕事にならず退職したり、
休職したりすることが珍しくありません。

機能性胃腸症は、がんや潰瘍などの目に見える異常が無い病気のため、
明確な「これ以上悪化したら休職」というような目安がありません。

つまり、個人の感覚で「これ以上仕事をするのは無理だ」と感じたら、
休職または退職を考えねばならなくなる、ということですね。

もちろん、休職などには医師からの診断書などが必要なので、
自分の気分だけで決められることではありませんが、
精神的な要因で発症することが多い病気ですから、
自分の気持ちが「もうダメだ」となってしまったときが、一つの目安だと思って下さい。


機能性胃腸症は完治が難しい

もう一つ、機能性胃腸症を発症した人の仕事との付き合い方について。
機能性胃腸症は、完治は難しい病気と言われています。
仕事ができないほどの重症から軽症になることはあっても、全く症状が無くなることは無いのだとか。

ですから、一度機能性胃腸症で休職した人は、
これからは機能性胃腸症と付き合いながら生活し、仕事をするのだということを覚えておきましょう。

機能性胃腸症克服するということは、完治するということを指すのではなく、
病気との上手な付き合い方を見つけ、
QOL(生活の質)を発症前と同じくらいに引き上げることができている状態を指すという見方もあります。

そういう意味では、あまり病気にとらわれず、
くよくよせず、気持ちを切り替えることが、克服への近道とも言えるのです。

休職時には手当はもらえるの?

機能性胃腸症を患って仕事を休むことになったら、
まずは有休を消化するなどして、お休み中の収入を確保しますよね。
その先は、どうすれば良いのでしょうか。

公務員や福利厚生がしっかりした会社なら、
病気でお休みしている間も給料が出ることが
ありますが、そうではない会社の場合は、無収入になってしまいます。

ですが、そんな人でも手助けになる制度はちゃんとあります。

もし、あなたが健康保険に加入しているのなら、
機能性胃腸症に限らず、病気や怪我で仕事を休職するに至った場合は、
一定の条件を満たしていれば「傷病手当金」が給付されます。

給付される金額は、その人それぞれの労働状況によって異なるので、
休職を考えているなら、全国健保協会のサイトなどで確認してみて下さい。


ツボやお灸での対処法

機能性胃腸症は、薬の効きも思わしくないという人が多いようです。
そんな人でもサッと試せる、胃腸に良いツボを覚えておきましょう。

その場しのぎではありますが、それでも楽になることは確かです。

機能性胃腸症のつらさを和らげるには、
「腹直筋」というお腹に縦に真っ直ぐ走る筋肉を緩めると良いと言われています。

まず、「建里」というツボをゆっくりマッサージすると、腹直筋がリラックスします。
場所は、おへそとみぞおちの間、真ん中からやや下の部分にあります。


また、おへその両脇にある「天枢」も、
マッサージによって胃の不快症状が和らぎます

ツボ押しよりもせんねん灸などを使って
お灸を打ちたい場合は、こちらの「足三里」がおすすめ。

胃だけではなく、身体全体の治癒力を高めてくれるのだそうです。

まとめ

2016-09-12c

「一生治らない」「休職しなければならない」「最悪、退職もあり得る」など、
怖い話が尽きない機能性胃腸炎ですが、
日本人の1/4が患っている病気なのですから、あまり深刻に構えることはありません。

機能性胃腸炎が重症化している人の話を聞くと、その痛みや不快感の訴えよりも、
健康な人と同じように食べられないつらさや思うように働けないつらさ、
周囲に迷惑をかけている申し訳なさや自責の念などの方が強く、
それが胃腸の働きにさらなるダメージを与えているように思います。

こんな心理になると、ストレス源が何だかわからなくなってしまい、
泥沼にはまってしまうようですね。

機能性胃腸炎を悪化させないコツは、
気にしすぎない、悲観しない、自分に厳しくしないことが大切です。
苦しくなる前に、病気との上手な付き合い方を見つけて下さいね。