水疱瘡にかかったことはありますでしょうか?
おたふく風邪やはしかなどに並んで子供の頃によくかかる病気の一種ですが、実は大人も感染するんです!

大人になってから子供がかかりやすい病気になると重症化するとよく聞きますが、
大人と子供で症状の違いなどはあるのでしょうか。

そして、お母さんが感染してしまった場合、
赤ちゃんに授乳をしていいのか心配になりますよね。

今回は大人の水疱瘡に関する予防法や治療法感染した場合に授乳はどうすればいいのかをまとめました。

大人の水疱瘡の原因や症状は?授乳への影響はない?

水疱瘡が発症する原因は水痘・帯状疱疹ウイルスと言うウィルスに感染することです。
このウィルスは感染力が非常に強いため、感染者に直接触れなくとも感染することがあります。

大人の水疱瘡ブツブツが出る前に発熱が起こるケースが多いです。
発熱から1〜2日後に痒みのあるブツブツが発症します。

最初はお腹や背中など体の中心部に発疹が起こり、全身に広がっていきます。
他の症状としてだるさ、食欲の低下、軽い頭痛が起こります。

水疱瘡はインフルエンザと同じく潜伏期間があり、
2週間の潜伏期間後10〜21日ほどで初期症状が現れることが多いようです。

大人の水疱瘡は子供に比べて初期症状が重くなり、高熱が長期間続く傾向があります。

Twitterでは大人になってから感染して大変な思いをした方もいます。


水疱瘡感染中の授乳は感染予防の観点から控えた方が良さそうです。
詳しくは別項目でご紹介いたします。

治療法は?

治療は飲み薬によって行われます。
処方される薬は「アシクロビル」や「塩酸バラシクロビル」というものです。

アシクロビル

アシクロビルはヘルペスウィルスの増殖を抑える薬です。
水痘・帯状疱疹ウイルスはヘルペスウィルスの一種ですので、効果があります。

ウィルスが少ない初期症状の段階で服用すると
症状の悪化が抑制され、短期間での治癒が期待できます。

塩酸バラシクロビル

アシクロビルと同じくヘルペスウィルスの増殖を抑える薬です。
こちらもウィルスが少ない初期症状の段階で服用すると症状の悪化が抑制されます。

体内での薬の吸収力が高いため、1日1〜3回の服用で治療が可能です。

他にも直接の水疱瘡を治療するわけではありませんが
かゆみ止めとして塗り薬が処方されることがあります。
塗り薬を塗る際は水ぶくれを潰さないように注意してください。

水疱瘡についてはこちらの記事もご参考に!

授乳の際に気をつけること

水疱瘡の治療中は授乳をオススメしません。
ウィルス性の感染症であるため、赤ちゃんと過度に接触することにより感染する恐れがあります。

治療のために薬を服用中の場合に授乳をすると
薬の成分が母乳に入ってしまうため悪影響を及ぼします。
しかし、授乳のために薬を飲まないでいると症状の悪化や治療期間が長引いてしまいます。

自身が水疱瘡に感染した場合は、粉ミルクに切り替えて薬を服用し、早めの治癒を行ってください。

家族内感染を防ぐ方法は?

水疱瘡は免疫のない人が家庭内で感染する確率が90%と非常に高い感染症です。
では、家庭内で感染を防ぐにはどのようにすればいいのでしょうか。

水疱瘡でできる水ぶくれを掻きむしると体液が流れ出ます。
この体液にウィルスが存在しているため、掻きむしらないようにする必要があります。

お子さんが水疱瘡になった場合は、爪を切ったり、
手袋をするなど皮膚を傷つけないようにする対策が効果的です。
水ぶくれを掻きむしると皮膚に痕が残ることもありますので、掻かせない対策が必要です。

お風呂上がりなどタオルでこすり過ぎても肌を傷つけ、
水ぶくれを潰してしまう原因となりますので優しく拭くようにしましょう。

水疱瘡の予防法は?

水疱瘡の予防法として予防接種があります。
予防接種を受けることで約90%の確率で水疱瘡に対する抗体を体内で形成することができます

抗体があっても100%予防できるわけではありませんが、感染時の症状を軽減する効果もあります。

水疱瘡の予防接種は2014年10月に任意接種から定期接種に変更されています。
生後1歳の誕生日前日から3歳の誕生日の前日まで予防接種を受けることができ、
抗体を作るための2回の注射が必要です。

子供の頃に予防接種を受けていない方は、今でも予防接種を受けることができます。
費用はかかりますが、家庭内感染の割合も高いため受けておくことをオススメします。

ネットで見てみると水疱瘡の予防接種は少し高めなようですが、
自分を守るための必要な出費と考えましょう。

でも、予防接種をしたからといって基本的な予防を怠ってはいけません!

しっかりと泡立てて手洗いも忘れずに!

まとめ

水疱瘡は子供がかかる病気のイメージが強いですが、大人の方も感染します。
家庭内での感染率も高く、大人が感染すると重症化する恐れもあります。

水疱瘡のウィルスは治癒後も神経に残り続けるため、
免疫力が低下すると皮膚に症状が出ることもあります。

手洗い・うがいや消毒だけでは感染を防ぎきれないため、
予防接種を受けるなどして、しっかり予防を行いましょう。