水疱瘡に感染して初期症状が出た場合、お風呂に入っても大丈夫なのでしょうか?
子供の水疱瘡の初期症状と治療、お風呂と外出について紹介します!
水疱瘡はどうやってかかる?
水疱瘡は、誰でも一度は必ず感染する病気の1つです。
ほとんどの場合は幼少期に感染するので、生まれて初めての病気が水疱瘡という人も案外多いかもしれません。
水疱瘡は、水疱瘡ウィルスに感染し、潜伏期間の10~20日を経て発症します。
水疱瘡の初期症状としては、まず小さく赤い発疹が出始め、
少しずつ水疱になっていきます。
発疹は次々と全身にひろがっていき、かゆみを伴うようになってきます。
だいたい1週間ぐらいで水疱はかさぶたになり、
かきむしったりしていなければ跡が残ることなくきれいに治ります。
水疱瘡の治療方法としては、病院で飲み薬と塗り薬が処方されるので薬物療法になります。
水疱瘡に感染してから72時間以内であれば、
症状が軽くて済む特効薬も処方されるようです。
子供が水疱瘡に感染するのはごく当たり前のことなので、
水疱瘡に感染している間は自宅で安静にしていれば特に問題ないでしょう。
ここからは、療養生活、どんな毎日を送ればいいのか、
お風呂はどうしたらいいかなどを紹介していきます。
療養生活について
水疱瘡には薬物療法が効果的で、あとはとにかく安静にして治るのを待つだけなのです。
薬物療法で処方される薬は、飲み薬と塗り薬です。
飲み薬は水疱瘡にかかった初期であれば、
特効薬として抗ウイルス薬のアシクロビル(ゾビラックス)を処方されます。
この他に、抗生物質も処方されます。
水疱瘡はかゆみを伴う発疹以外に発熱も伴うのですが、
アスピリンの解熱剤を使うと意識障害、肝臓障害などの症状があるライ症候群を起こすことがあるので、
解熱剤は必ず医師に処方してもらうようにしましょう。
塗り薬としては、かゆみ止めの塗り薬です。
水疱に塗るというよりは上に乗せるという感じで薬をつけます。
飲み薬は、子供の負担にならないよう甘くなっているので嫌がらずに飲ませることができるでしょう。
また、発疹をかきむしったりしないように
きちんと親が毎日丁寧に患部をチェックして薬をつけてあげるようにしましょう。
もし、見ていない時にかいてしまったり気になっているようでしたら
しばらくはガーゼなどで保護してあげると良いでしょう。
剥がすときの痛みがないので傷口保護に良いですよ(*^^*)
ですが、常にガーゼをしていると、水泡がいつまでたっても
かさぶたにならず治りにくくなるので気をつけてくださいね。
水疱瘡の初期症状が出た時のお風呂と外出について
子供の水疱瘡は病院に何回も通院するわけではなく、
子供にとっては退屈でつらいのですがただ自宅で安静にして過ごすしかないのです。
熱がなければ子供によっては元気なので、
水疱瘡の症状が軽ければ家の中では普段通りの生活が送れると思います。
そうなるとやはり気になってくるのがお風呂についてだと思います。
水疱瘡に感染している間お風呂に入っていいかどうかと疑問を抱く方は多いようです。
少し前までは、風邪をひいたらお風呂は入らない方が良いというのが常識でしたが、
最近では逆にお風呂に入って清潔にしたほうが良いという考えのほうが強いようです。
しかしながら、水疱瘡の場合は水疱がかさぶたになって軽くこすればはがれるぐらいに
なってからお風呂に入ったほうが良いでしょう。
お風呂に入って体を洗っていると、水疱をかきむしったのと同じ状態で肌に跡が残ってしまう恐れがあるからです。
したがって、新しい水疱が増えている期間はお風呂に入らないようにして、
1週間ぐらいしてほとんどの水疱がかさぶたになってから、
かさぶたをはがさないように気をつけながらお風呂に入るとよいでしょう。
ただし、お風呂には入らなくても清潔にしなくてはいけません。
手の細菌で水泡が化膿してしまう恐れがあるので、
特に手の爪は短く切るようにして常に清潔に保っておきましょう。
また、水疱瘡はまわりへの感染力が非常に強い病気なので、
幼稚園、学校などは登園・登校停止扱いになります。
感染経路としては、飛まつ感染や空気感染が主で接触感染の場合もあります。
よって、どんなに元気であってもまわりへの配慮を忘れず、
外出は控えるようにしましょう。
新しい発疹がでなくなり水疱がすべてかさぶたになれば、
医師の許可のもと、登園・登校できるようになります。
最後になりますが、とにかく水疱瘡が発症してから1週間ぐらいは、
外出は控え、お風呂には入らず自宅で安静に過ごすようにしましょう。
大人の場合はこちらもぜひ参考にしてください!