昼ご飯を食べたあとなど、昼間に強い眠気に襲われたりすることで悩まされている方もいると思います。
そんな眠気の原因は、実は糖分かもしれません。
低血糖によって眠気に襲われることがあるようです。

今回は眠気と糖分の関係性と眠気だけではない低血糖の危険性と対策について詳しく紹介していきます!

糖分と眠気の関係性

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糖分は体の中に入ると、ブドウ糖になってエネルギーとして使用されます。

特に脳はブドウ糖をエネルギー源として使用するため、
体の中で糖が不足してしまうときちんと活動することができなくなってしまうのです。
お腹が空くと、なんだか頭がぼーっとする理由はこれです。

体の中で糖分が不足してしまうと、身体は生命の危機を感じて脳の機能を維持しようとします。
脳は全体の18%ものエネルギーを消費するので、
眠気を感じて睡眠を取ることで脳を休ませて、エネルギーの回復を行うのです。

ですから、糖分の不足=エネルギーの不足になるので、脳が休むために眠気を感じるのです。
眠気というのは自然と起こって感じるように思うのですが、
実は脳が睡眠を必要だと判断することで眠気が起こっているのです。

糖分をとればとるほど、眠気を感じるってホント!?

脳のエネルギー源となる糖分が不足することで眠気を感じるのであれば、
糖分をとればいいと思う人は多いと思います。
実際に「糖分はしっかりとっている」と思う人もいるでしょう。

たしかに脳のエネルギー源となる糖分が不足することで眠気を感じるのですが、
実はその前にとった糖分が原因で眠気を感じているのです。

人間の身体というのは、糖分をとれば血糖値が上がります。
健康な人であれば、血糖値が上がればインスリンというホルモンが分泌され、
安定した状態まで血糖値を下げようとします。

しかしながら、ずっと糖分をとっているような生活が続くと、
インスリンが過剰な反応をするようになるのです。
この過剰な反応によって、ほんの少しの血糖値の上昇に対しても
過剰に反応してしまい、必要以上に血糖値を下げ過ぎることになってしまうのです。

これが糖分をとればとるほど血糖値が下がってしまうメカニズムです。
そして、低血糖状態になり眠気を感じるのです。

眠気の原因になるだけではない低血糖の危険性

日本人の多くは糖分のとり過ぎに気が付きにくい食生活を送っています。
外食や惣菜の多くにも砂糖がたくさん使われているので、
眠気を感じても仕方がないと言えるかもしれません。

しかしながら、低血糖は眠気の原因になるだけではないのです。
糖分には中毒性があるので、やめられなくなってしまうのです。

また、血糖値を下げる機能はインスリンだけなのですが、
血糖値を上げる機能はいくつかあります。
これは人間が古く昔飢餓時代を経験し、血糖値が上がりすぎるという経験が少ないからなのです。

ですから、血糖値が下がってしまうと、上げるのは得意なのです。
血糖値を簡単に上げてしまうのは「アドレナリン」です。
アドレナリンは闘争ホルモンと言われていて、
低血糖状態のときに分泌されイライラしたり興奮しやすくなったりします。
お腹が空いているときに起こるイライラは、アドレナリンが原因によるものです。

また、アドレナリンと一緒に分泌されるノルアドレナリン
気分が落ち込みやすくなってしまい、ネガティブな反応を起こします。
これらの反応によって、うつ病のような症状になったり、
場合によっては凶暴性が強くあらわれてしまい、いわゆる「キレる」という状態になる人もいます。

ある実験によると、アメリカの刑務所で過ごす重罪犯罪者の多くが
低血糖になりやすい低血糖症だったとの報告もあるようです。
毎日の糖分のとり過ぎで、眠気だけではなく、イライラや落ち込み、
疲れやすいなどの体に悪い影響が出ているのかもしれません。

眠気を防ぐ低血糖の対策

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眠気を防ぐために、糖分の取り方を見直して、
低血糖状態になることを予防するようにしましょう。
もっとも大切なことは、日々の血糖値を安定させるということです。
大きく上がったり下がったりする血糖値は、低血糖から糖尿病へと進行してしまいます。

とは言っても、糖分を全くとらないことも体にとっては良くないのです。
お菓子類を減らすことでダイエットにも効果的なのですが、
ご飯やパンなどの主食を含む糖分をすべてとらないわけにはいきません。

糖質制限についてはこちら

正しい糖分のとり方を実践して、眠気を防ぎましょう。

  • 炭水化物だけや糖分だけの食事にしない
  • 最初の一口は野菜かお肉を食べる
  • 間食をこまめにして、血糖値が安定するようにする

食事の内容を炭水化物中心してしまうと、糖分が中心になってしまいます。
最初の一口が糖分であればすぐに血糖値が上がってしまうので、
必ずメインになる肉や魚、卵などのタンパク質や野菜を最初に一口として食べるようにしましょう。

最初の一口を野菜かお肉にするだけで血糖値の急上昇を避けることができます。
特にタンパク質は血糖値の急上昇がなく、
また長時間安定したエネルギーを確保してくれるのです。

また、糖分を減らしてタンパク質をしっかり摂ったとしても、
空腹の時間が長いと同じように低血糖状態を起こしやすくなります。
血糖値が上がったり下がったりするのは、健康な人であれば2時間ぐらいです。
ですから、この2~3時間ごとに間食をすることで、
低血糖状態にならずに安定させることができるのです。

ただし、こまめな間食として糖分をとるなら、
一緒に牛乳などのタンパク質をとるようにしましょう。

もしくは、チーズやナッツ類、スルメなどのタンパク質を
おやつとして食べることをおススメします。

間食を変えるだけでも大きく変化していきますよ(*^^*)

まとめ

最後になりますが、糖分と眠気には関係性があるようで、
糖分をとればとるほど眠気を感じるようになるようです。

眠気は糖分の取り方が大きく影響してくるのですが、糖分も食事の一部です。
もちろん夜更かしをすると昼間に眠気を感じますよね。
眠気などの症状はたいていの場合、日常の習慣を見直すことで改善されます。
糖分の取り方に気を付けながら、眠気予防にぜひ取り組んでみてください。