夏風邪の一種である「プール熱」。
子供が保育園や学校でうつされることが多いため、大人は感染しないイメージがありますが、実はそうとは限りません。

プール熱の原因となるウイルスに免疫が無ければ、大人だってかかってしまうのです。
今回はそんな大人のプール熱と症状、対処法についてお伝えします。

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プール熱は大人もかかる!

プール熱は子供だけではなく、免疫が無ければ大人もかかります。

プール熱という通称で呼ばれることが多いこの病気は、アデノウイルスに感染することで起こります。
咽頭結膜熱」とも呼ばれ、文字通り咽頭炎、結膜炎、発熱の三大症状が起こることが特徴です。

アデノウイルスにはたくさんの型がありますが、
その中の2型、3型、4型プール熱を起こすということがわかっています。
また、7型、11型、14型でも起こることがあるようです。
これらのウイルスは一度感染すると体内に免疫が作られ、同じ型のウイルスには二度と感染することはありません。

ここで注意したいのが「同じ型のウイルスには」という部分。
これはつまり、2型に感染して免疫が作られても、3型に感染する可能性は十分にあるということですね。

このように、プール熱は複数回感染する可能性がある病気のため、
子供のうちに全ての型の免疫が作られなければ、大人になっても感染リスクはあるということなのです。

大人のプール熱の症状は?

大人のプール熱の症状は子供のものと大きく変わらず、
喉の痛み、結膜炎、そして、38℃〜40℃の発熱という症状が主となります。
これらの症状は一週間程度で落ち着くことが多いようです。

大人がプール熱を発症しても、一般的には上記よりも熱が低かったり
子供よりも症状が軽かったりすることが多く、治りも早い傾向がありますが、
人によっては子供よりも頭痛やだるさが生じやすいとも言われています。

頭痛が起こらず下痢や胃腸炎を併発するというケースもあるので、
「大人のプール熱=頭痛」というわけではないということを覚えておいてくださいね。

プール熱についてはこちらの記事もご参考に!

大人のプール熱は自然治癒できる?悪化してしまうとこうなる!

大人のプール熱もいわば夏風邪の一種なので、自宅で安静にしていれば自然治癒が可能です。
と言うよりも、特効薬の無いウイルス性疾患のため、自分の体力に任せて自然治癒させるほか方法が無いのです。

もちろん、対症療法として市販の解熱鎮痛剤や風邪薬を飲んで症状を軽くすることも可能です。

ただ、これらの薬は治りを早めるものではないので、
一番大事なのはやはり休養ということを忘れてはいけません。
市販薬を飲んで調子が良くなったからと、無理しては治りを遅らせてしまいますよ!

ちなみに、大人のプール熱は悪化することは少ないとされていますが、
高齢者の場合、元々体力が低下している人の場合は呼吸障害を起こすこともあります。

また、健康な大人でもコンタクトやアイメイクのせいで結膜炎が悪化してしまったり、
無理したせいで扁桃腺炎を併発したりすることがあるようです。

予防法はどうすればいい?

大人が感染する原因の第一位は、プール熱の子供を看病してうつされるケースだそうです。


↑このように、子供からうつされた経験がある人はたくさんいるようですね。
こんな家庭内感染は、子供の唾液や鼻水、涙に含まれるウイルスからの飛沫感染、接触感染によって起こります。

これを予防するためには、子供のお世話をしたらうがい手洗いをすること。
ウンチにもウイルスが含まれるので、おむつ交換をした時も手洗いを忘れずに。
できれば、子供と接するときはマスクを着用すると安心です。

食器やタオルを共用しないことが基本です。
お風呂も感染した子供に最後に入ってもらうようにした方が良いでしょう。
アデノウイルスはアルコールで死滅するので、こまめに消毒することも大切ですね。

ウイルスが繁殖しないように手の触れる場所を拭いておきましょう!
このような地道な努力が予防につながるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
大人のプール熱の症状や予防法についてご説明しました。

同じアデノウイルスに感染したとしても大人の場合はプール熱とは言わず、
ただの夏風邪として対処されることが多いそうです。
そのため、プール熱に感染している大人が意外に多いのではとも考えられますよね。

症状も軽く、悪化もしにくい病気ではありますが、
やはり発熱や喉の痛みはつらいものですし、コンタクト愛用者にとっては結膜炎も厄介です。

感染経路は子供からが大半を占めるので、この経路を断ってしまえば予防はかなり簡単になります。
これから流行期を迎える病気なので、なるべく注意を払いたいものですね。