リウマチ熱という病気、ご存知ですか?

リウマチというと、関節リウマチが有名ですが、それとは全く別物の病気。
発熱、多関節炎といった症状が見られ、ペニシリンやアスピリンといった薬が治療に用いられます。

日本での発症率はとても低い病気ですが、だからといって、注意は怠れません。
自分がかかった時や、身の回りに発症患者さんが現れた場合、
適切に処置できるよう、リウマチ熱について学んでおきましょう!

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リウマチ熱とは

2016-05-21b

リウマチ熱は、溶血性連鎖球菌に感染することで
咽頭炎や扁桃炎が起こり、その治療が不十分だった場合、
症状の治まってから2〜3週間後に突然高熱を出す病気です。

その約70%に、強い関節痛を伴うことも特徴です。
心炎の症状を起こすことも多く、適切な治療を施さないと、
心弁膜症を発症し、その後、後遺症を残すこともあるので注意が必要です。

好発年齢は、5〜15歳の小児。
既に原因が究明され、治療法も確立されている病気なので、
日本での発症患者さんはあまり見られません。

しかし、発展途上国では未だ猛威を振るっている病気です。

リウマチ熱の症状

リウマチ熱による症状の特徴は、
39℃前後の高熱と、高確率で現れる強い関節痛です。

この関節痛は、肘や膝、足首、肩等に炎症を起こし、
まるで関節痛が移動しているように、

痛む関節があちこち変わります。
その特徴から、移動性多関節炎と呼ばれています。

発症患者さんの半数が起こす心炎は、
初期のうちは無症状ですが、心炎が進み、心臓の弁を障害されるにつれて、
次第にむくみ、倦怠感といった症状が現れ、
頻脈等の、心不全症状が見られるようになります。

稀に、輪状の紅斑や皮下のしこりといった
皮膚症状の現れることもありますが、痛みや痒み等の症状はありません。

熱の収まった後、不随意運動と呼ばれる、
手や足が意思に反して勝手に動く症状が現れることがあります。

踊っているように見えることから舞踏病と呼ばれ、
情緒不安定になったり、言動が乱暴になる等といった
異常行動が見られるケースもあります

リウマチ熱の治療方法

では、リウマチ熱はどのように治療するのでしょうか?


まずは、原因となっている溶血性連鎖球菌に対し、
ペニシリン系抗生物質を使います。

リウマチ熱に一度罹ってしまうと、
その後も溶血性連鎖球菌に感染しやすいため、
長年にわたる、ペニシリンの予防内服薬治療が行われることになります。

発熱、多関節炎の症状にはアスピリン、
心炎、舞踏病にはステロイドがそれぞれ使用されます。

発熱時の対処方法

まずは解熱剤のアスピリンを服用して安静にし、
熱を逃がすことと、こまめな水分補給を心がけましょう。

発熱時に冷却シートを用いる方も多いかと思われますが、
実は、冷却シートは、熱を冷ます効果が低いんです。
熱のある時に、おでこを冷やすと気持ちの良いものですが、
おでこを冷やしても、原因の熱を下げることはできないんです。

発熱時に冷やすべきなのは、太い血管の通っている脇の下や太ももの内側。
太い血管を冷やすことで、その先に冷たい血液が流れ、熱を奪ってくれるんです。

首の周辺も、冷やすべきポイント。
首の周辺は、沢山の血管があるので、
そこを冷やすと、頭の熱を下げて気持ちよく眠れます。
水枕等を使って、冷やしてください。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

発熱時には、冷却シートよりも氷枕がオススメです。
柔らかい素材のものを使えば、ゴツゴツして痛くなる心配もありません。

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まとめ

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高熱と、多関節炎に苦しめられるリウマチ熱。
適切な治療を怠ると、後遺症を残すこともあるなんて、恐ろしい病気ですよね。

リウマチ熱は、成人にはないので、
病気に気が付いたら、お近くの小児化専門医を受診してください。
日本では患者さんの少なくなった病気なので、
2〜3週前に溶連菌感染症のあったことを医師にきちんと説明しないと、
病気を見落とされてしまう可能性もあります。

放置してしまうと、重大な病気を引き起こしかねないリウマチ熱。
日頃から、子供の様子をよく観察して、速やかに適切な治療を施せるようにしましょう!