今や世の中は健康ブームですよね。
様々な食品や健康法が紹介されています。
そして、健康との関係が切っても切れないのが「水」です。
水分を多く摂ることが大切とよく言われていますが、
水分は果てしなく摂取しても良いのでしょうか?
今日は水分についてお話したいと思います。
水分過多って?
人の体は70%が水分で出来ています。
暑い中や運動をする時には水分が汗と一緒に出てしまうので、
小まめに摂取することが必要となりますが
実は、水分は摂り過ぎても体には悪影響が現れます。
水分過多の状態では、
胃をはじめとする内臓が冷えてしまい代謝が弱くなってしまったり、
排泄に問題が生じたりしてしまいます。
水分過多を見分ける症状としては
- お腹がちゃぷちゃぷする
- 偏頭痛がある
- むくんでいる
- 下瞼がたるむ
- 息切れ
といった症状が現れます。
このような症状が出てきた場合には、
気をつけて飲んでいる水、もしかしたら多すぎるかもしれませんよ。
水分のとりすぎかなぁ~
お腹がちゃっぽんちゃっぽんw
これって…自分が感じるだけで他の人に聞こえたりしないよね(~。~;)?— 25_japan(春美) (@25_japan) June 18, 2016
水分のとりすぎか⁉お腹下すΣ( ̄ロ ̄lll)
— 雪月華 (@yuzuki_hanadayo) June 21, 2016
https://twitter.com/ryobe0819/status/737822716573540353
水分過多は、東洋医学では水中毒といわれています。
熱中症と水分過多は関係あるの?
熱中症には水分!
もはやこれは不動の事実です。
しかし、いくら水分が大切と行っても水分を摂り過ぎると
「低ナトリウム血症」になることがあります。
低ナトリウム血症とは、
体内にあるナトリウムが不足すると起こる症状で、
軽度だと自覚症状はありませんが、
不足が大きくなるにつれて吐き気から始まり、
最悪の場合意識がなくなってしまうことがあります。
症状の度合いとして、
【軽度】
- 自覚症状無し
【中度】
- 倦怠感
- 吐き気
- こむら返り
【重度】
- 呼吸困難
- 意識障害
となります。
水分を多く摂取する以外には、腎不全の患者さんなども陥ることがあります。
熱中症の予防に水分を取ると行っても、やはり限度は大切なんですね。
水分過多は咳や胃腸にも影響する?
咳が出たり、胃腸の機能が低下したりする為注意!
水分過多は様々な症状が出ます。
咳が出やすいというのも水分過多の特徴で、
水分量を減らすことで、咳が収まったという例も多くあります。
特に胃腸は最も水分過多の影響を受けやすく、
胃液が薄まるので胃痛になったり、食欲不振といった症状が出たり
ひどい場合には嘔吐や下痢という症状を引き起こしてしまいます。
水分過多で、体が冷え、内臓が冷え、体調不良を引き起こしてしまうのです。
https://twitter.com/YUUKI_soccerboy/status/718263950039781379
水分過多が原因の体調不良は?
水分過多は、他にも体調不良の原因となります。
【動悸、不整脈】
水分を多く摂取すると、
血液量が増えて心臓に負担がかかります。
そうすると動悸や不整脈といった症状が現れます。
【脳梗塞】
水分が増加すると、血圧が上昇してしまいます。
そうすると、過剰な水分を排出するため、
夜中に何度もトイレに起きたりします。
そうすると、心筋梗塞や脳梗塞の危険性が増します。
水分が多すぎると脳梗塞の原因になるかもしれないとは驚きですよね。
水分の摂取はどの程度が適量?
では、水分はどの程度が適量なのでしょうか。
基本的に人の体は、水分を処理できる限界値は15lになります。
15lを過ぎると、体内では処理できません。
しかし、15lも水を飲む人はほとんどいませんよね。
基本的に、私たちは1日に2~2.5l飲めば充分とされています。
しかし、2lなんて飲めない!って思いませんか?
実は、水で2lではなく、食事からも水分を摂取しています。
温かいスープや、サラダ、フルーツなど水分は多く含まれています。
なので、水から摂取するのは約1l程度になります。
もちろん運動をする人などは、多めに取ることが必要になります。
まとめ
私達が口にする水分、
摂らなさすぎると脱水症状に陥ってしまいますが、
あまり摂り過ぎることも良く無いのですね。
これからの季節は、脱水症状に気をつけなければならないので、
水分過多を心配するよりも、小まめに飲むことが大切です。
しかし、もっと飲まないと!と言って沢山飲むのは辞めましょうね。