睡眠時無呼吸症候群とは何か知っていますか?
これは寝ている間に起きる症状なので、
なかなか自分では気づかないものなのですが、
放っておくとさまざまな病気のリスクを高めてしまうのです。
今回は、睡眠時無呼吸症候群とは何か?
他の病気や逆流性食道炎との関係、
枕の高さは関係ある?枕で改善できるか?、
対策グッズや対策方法はある?について紹介していきます。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群とは、
寝ている間に呼吸が停止してしまう病気です。
医学的には、1時間に5回以上、
10秒以上の呼吸停止がある場合を言います。
眠っている時に起きることなので、自分ではよくわからないですよね?
そこで!あなたも1度チェックしてみましょう。
こちらは睡眠時無呼吸症候群によく見られる症状です。
いくつか当てはまるものがあったら、1度検査を受けてみましょう。
《寝ている時に》
- いびきをかく
- 息が止まる
- 息苦しい
- 何度も目が覚める
《起きているとき》
- 口が渇いている
- 頭が重く、頭痛がする
- 疲れがとれていない
- とにかく眠い
- 集中力がなくなる
いかがでしたか?
最近はいびきを録音できるアプリもあるので、
そういったもので簡単にチェックできますよ。
睡眠時無呼吸症候群がどんなものか気になるあなたはこちらをどうぞ。
他の病気や逆流性食道炎との関係について
睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質を低下させてしまうため、
さまざまな合併症を引き起こしてしまいます。
これによって生活習慣病にもつながってしまうのです。
高血圧
睡眠時無呼吸症候群は高血圧の発症リスクが
約1.4~2.9倍になるというデータが報告されています。
なぜ高血圧と関係するのか?
理由は無呼吸状態から呼吸が再開するとき、
身体は寝ていても脳は起きている状態(覚醒反応)になります。
それと同時に、睡眠が一時中断状態になり、
交感神経が亢進して血圧が上昇するからなのです。
糖尿病
睡眠時無呼吸症候群と糖尿病の関係は
全容が解明されているわけではありませんが、
なんと糖尿病発症のリスクが4倍にもなるんです。
無呼吸の状態では、体の酸素量が減り、二酸化炭素量が増え、
体は異常を感じてストレスホルモンを分泌します。
このストレスホルモンが血糖値を下げるインスリンの分泌を弱めたり、
効きを悪くするため、糖尿病リスクが高まると言われています。
逆流性食道炎
逆流性食道炎とは胃と食道をつないでいる噴門という部分の力が弱まって
胃に貯まった食物が食道側へ戻ってきてしまうことを言います。
この逆流性食道炎、睡眠時無呼吸症候群が重度であればあるほど、
発症リスクが高まると言います。
理由は無呼吸状態で寝ていると、体が呼吸をしようとし、
食道内の圧力が低下するため胃酸などが逆流してしまうからです。
こちらで紹介したのは代表的な病気ですが、
その他にも心臓病(心疾患)、
脳卒中などのリスクも高めると言われています。
睡眠時無呼吸症候群の対策方法や対策グッズとは?
ここまでの紹介で睡眠時無呼吸症候群はどれだけ恐いものか、
わかってもらえたでしょうか?
では、どうすれば改善できるのか?
ここでは対策法や対策グッズを紹介します!
《対策方法》
- 肥満の解消
- アルコールを控える
- 横向きで寝る
- 口呼吸ではなく、鼻呼吸の習慣をつける
- 枕を変えてみる
どれも自分で簡単に試せる方法ですね。
対策グッズもたくさんあります!
こちらを参考にしてください。
横向きに寝ることで気道が塞がるのを軽減してくれるので
睡眠時無呼吸症候群にも効果的と言えるでしょう。
まとめ
睡眠時無呼吸症候群は他の病気のリスクも高めてしまう恐いものです。
セルフチェックをしてみて、
当てはまる症状があったらすぐに医療機関を受診しましょう。
睡眠時無呼吸症候群の検査と治療は保険が適用されます。
また、自宅で簡単に試せる改善方法や対策グッズもあるので、
ぜひあなたも1度試してみてくださいね。