子供に多い感染症という認識が強い手足口病ですが、大人にはかからないというわけでは
ありません。
しかも、話によると、大人の方が症状がきついらしいのです。

また、手足口病は「大人にはかからない」という先入観ゆえ、
別な病気と間違われやすい病気です。
今回は、その見分け方や対処法についてご説明します。

大人の手足口病の症状

girl with wet towel on forehead

手足口病は、コクサッキーウイルスエンテロウイルスが原因で起こる病気です。

現在の日本では、手足口病患者の90%が5歳以下だと言われていますが、
まれに大人が感染することもあります。
その場合は、子供の症状よりも重くなってしまうことが多いのだとか。

例えば、子供の場合は37℃台の発熱がよく見られますが、
大人の場合は高熱となるケースが多数で、3割程度が40℃近くまで出てしまうそうです。

また、手足口病の名の由来である水疱もひどくなりやすく、
手足の先の水疱は耐え難いほど痛痒く、爪が剥げる原因になることも。
口内の水疱も、食欲が低下するほどの不快感です。

手足口病はウイルス感染症のため、特効薬はありません。
大人の場合でも一週間ほどで完治する人が大半ですが、その間は安静にする以外、術がありません。

症状のピークは発症から3〜4日目で、
その頃には動くのもつらいほど、悪寒や発熱が見られます。


https://twitter.com/noe5332/status/758980359174234113?lang=ja


大人の手足口病の経験者の皆さんは、
このように「生き地獄」「やばい」と言っています。
どれほど症状がきついか、わかりますね。

手足口病を予防するには、しっかりと手洗いをすること。
もし感染者がいる場合はタオルは別のものを使いましょう。
このようにセンサーで石鹸が出てくるものが衛生的に安心ですね。

手足口病と蕁麻疹の見分け方は

手足、口の中や周りなどに水疱ができることから、
蕁麻疹と間違われやすい手足口病
その決定的な違いはどんな部分でしょうか。

まず、その原因が全く異なること。
手足口病はウイルスによって起こり、
蕁麻疹はアレルゲンの摂取や皮膚への刺激から起こります。

また、水疱が出る部位も、手足口病は手、足、口を中心に出ますが、
蕁麻疹は皮膚があるところならどこにでも出ます。
見た目も、手足口病は白く米粒のように出て、
蕁麻疹は赤くみみず腫れのように出るという違いがあります。

そして、手足口病には発熱悪寒筋肉痛などが伴いますが、
蕁麻疹にはそれが無いこともわかりやすいポイントですね。

普段から蕁麻疹が出やすい人は、
手足口病にかかっても見逃してしまう可能性があります。
発熱があったり、いつもと違う出方だったら、手足口病を疑った方が良いかもしれません。

他に、手足口病と間違われやすい病気は?

他にも、大人の手足口病と間違われやすい病気はいくつかあります。

まず、口内の潰瘍が見られる原因不詳の「ベーチェット病」。
この病気の場合は、口だけではなく性器周辺、
そして腸内にも潰瘍ができる、難病指定の病気です。

目にひどい炎症が出たり、男性の場合は睾丸が腫れてしまったりなど、
なるべくかかりたくない病気と言えるでしょう。

また、手足、口に水疱ができるというところまで共通する「天疱瘡」。
これは、自己免疫疾患の一つで、40代発症ピークと言われています。
しかも、昔は致死率90%以上の恐ろしい病気として知られ、
医療が進んだ現代でも5〜10%は死に至るそうです。

天疱瘡で出る水疱は、痒みが無くて強い痛みを伴うのが特徴です。
何しろ命に関わる病気のため、疑わしければすぐに病院に行きましょう。

まとめ

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いかがでしたか。
大人の手足口病、それと間違われやすい病気についてお伝えしました。

手足口病は子供のうちは珍しくない病気ですよね。
でも、大人になって手足口病に苦しむ人も、意外と少なくないのです。
感染経路として一番多いのが、手足口病の乳幼児との接触です。

ウイルスを含んだ唾液のついた食器やスプーンを使いまわしたり、
おむつ交換の時に便に混じったウイルスを取り込んでしまうなど。
小さなお子さんがいるご家庭では、
大人の手足口病の可能性も忘れないようにしたいですね。

また、手足口病に似た難病があることも覚えておいて下さい。
それを忘れて「一週間経てば治るはず!」と甘く見ることがあっては大変です。

夏場や、残暑厳しい秋の初めは、抵抗力が低下しやすいです。
感染症に負けないように、しっかり健康管理しましょうね。