大人がなるという印象が強い低血糖は、子供にとっても無縁のものではありません。
子供の低血糖も、大人と同じく吐き気、めまいなどの症状が出ます。

でも、子供は自分の体調不良を自覚しにくく、大人に訴えることも難しいです。
そんな子供の低血糖について、周りの大人はどんな配慮をしてあげるべきなのでしょうか。

子供の低血糖の原因は

低血糖が起こる原因には大まかに分けて3つあります。

反応性低血糖
糖質を一気にたくさん食べたりして血糖値が急上昇したのちに急降下して低血糖になるもの
無反応性低血糖
血糖値の上昇が無く、ずっと低いままのもの
その他
血糖値が不安定に常に上下してしまっているもの

どの原因かは体質次第ですが、
子供の場合は身体が未熟でインスリンの分泌が安定していないことから、
大人よりも低血糖になりやすい傾向があります。

子供は少しのおやつによって反応性低血糖になることもありますし、
ご飯を一食食べ忘れただけで無反応性低血糖にもなりやすいのだそうです。

子供の低血糖の症状は

症状としては、初期の段階だと空腹感、眠気だるさ、イライラが起こり、
もっと進むと身体の震えめまい、強い疲労感などが起こります。
これでも放っておくと、意識を失う、痙攣などの危険な状態に陥ります。

ここまでは大人と同じですね。
ただ、子供は大人と違い、重症になるまで気付かずに放置してしまうことが多いのだとか。

また、子供の場合は低血糖が進むと、吐き気や嘔吐が起こることもよくあります。

これは、糖の代わりに体脂肪を分解することから生じる症状です。
脂肪分解の副産物として発生する「ケトン」という物質が、自分の身体に中毒症状を起こさせるのです。

脂肪の分解によってケトンが生じる現象は大人でも起こりますが、中毒を起こすことはあまりありません。
子供の小さな身体では、少量のケトンでも中毒を起こしてしまうのだそうです。

治療や対処はどうすれば良いのか

糖尿病を発症していてインスリンの投与が必要な子や、
低血糖からケトンによる中毒が起こっている場合は、病院で適切な対処をとる必要があります。

そうではない一時的な低血糖の場合には、普段の生活習慣から低血糖を起こしにくくしていきましょう。

まず、反応性低血糖を起こしやすい子は、
分解されやすい砂糖小麦粉をたくさん使った食品ばかりを食べるのを控えること。

三食の食事は菓子パンのみで済ませたりせず、野菜や肉・魚のおかずを中心に食べましょう。
おやつは、市販のお菓子よりもバナナなどの果物や、ナッツ類の方が良いようです。

でも、無反応性低血糖を起こす子は逆の対処が必要です。

まず、食事は決まったペースで、不足の無いように食べさせてあげましょう。
三食の食事でも症状が出るようなら、小分けにして食べさせてあげるという方法もあります。
症状が出たらさっとお菓子を食べて糖分を補給することも大切です。

もし、食事に気を付けていても低血糖になるようなら糖尿病の疑いもあるので、
病院で診察を受け、学校や保育園での過ごし方について指導を受けましょう。

低血糖についてはこちらの記事もご参考に!

補食とは何?

低血糖が起こった時に血糖値を上げるために摂る食事を「補食」と言います。

これは、小児性の糖尿病でインスリン注射が必要な子に必要なもので、
外から入れられたインスリンが効きすぎて低血糖になると危険な状態になるため、
ブドウ糖や飴などの吸収の良い糖分をすぐに摂れるように持ち歩くのです。

味もお菓子感覚で、食べやすいと書かれています(*^^*)
内容量も多いもの、少ないものとあるようなので、楽天やamazonなどでチェックしてみてくださいね。

この糖尿病患者の補食は、学校や幼稚園でも必要なものとして持ち歩きを許可されていたり
先生が管理してくれますが、そうではない場合は持ち込み禁止が一般的です。

糖尿病ではなくてもエネルギー切れで低血糖を起こしてしまう子は、
医師に相談して診断書を書いてもらうなどして、補食の持ち込みについて検討してみて下さい。

親の独断で「うちの子はこまめに食べさせなければダメなんです」と言っても、
医師の診断が無ければ残念ながら許可が下りない可能性が高いです。

まとめ

子供に限らず、最近では低血糖によって起こる様々な体調不良にスポットが当てられています。

大人も、思春期の子も、幼児も、ご飯を食べて生きている限りは
必ず付きまとう低血糖問題ですから、対処法を知っておくのは良いことですよね。


子供の頃から低血糖の心当たりがある人は多いみたいですね。

幼児のうちは風邪で食欲が無い、
または子供の気が乗らないなどの理由で食事を摂らずにいると簡単に低血糖になります。

大人は一食抜いてもあまり影響が無いため気にしない親御さんも多いようですが、
これは子供にとってとてもハードな状態のため、無理にでも何か食べさせてあげて下さいね。