これからの季節、気になる感染症といえばとびひがあげられます。
強いかゆみを伴い、瞬く間にあちこちに感染してしまうことから
子供や赤ちゃんは非常に治すのに苦労しますよね。

中でも厄介なのが、とびひのです。
今日は汁が止まらない時の対処法などをお教えします!

とびひで汁が出る症状とは?

2016-06-08c

とびひには2種類あり、
最初に赤く発疹ができ、その後水疱ができてそれが潰れることにより滲出液が出て、
体のあちこちに写ってしまう水疱性膿痂疹
厚いかさぶたが出来ることで炎症性が強い痂皮性膿痂疹があります。
汁が出てじゅくじゅくとしたとびひは水疱性膿痂疹になります。


【なぜ滲出液が出るの?】

皮膚に炎症が起きると真皮では、毛細血管が拡張します。
皮膚を掻くことによって、傷がつきリンパ液が滲みでてしまいます。

そこに、常在菌である黄色ブドウ球菌などが温床として住み着き、
指などについたところからどんどん広がっていくのです。

この滲出液はとびひではとても厄介な存在ですが、
実は大きな細菌の感染を防いでくれ、
化膿するのを阻止してくれるのでむやみやたらに敵視するのは良くありません。

滲出液は肌の化膿から守ってくれる汁ですが、
体力が弱っていたりすると逆にとびひのように感染を広げてしまうのですね。

汁が止まらない時の対処法

とびひで困る汁ですが、
止まらない場合はどうすれば良いのでしょうか?

とにかく洗う!
じゅくじゅくとした汁は洗い流すことがとても大切です。
洗うことで痒みも減らすことが出来、細菌を減らすころも出来ますので
とびひの患部を綺麗に洗ってあげましょう。

体のあちこちにあるなら小まめにシャワーしてあげると良いでしょう。

絆創膏ではなく包帯で保護する
小さなとびひがあちこちにある場合には、
感染を広げないためにも患部をカバーすることが大切になります。

しかし、絆創膏でしてしまうと、
汁が止めきれずに溢れてしまったり
逆に絆創膏にかぶれて悪化してしまったりするので絆創膏は避けることが無難です。

汁が止まらず保護する場合には、ガーゼで患部を覆い
その上から包帯を巻くようにしましょう。

そして、ガーゼも小まめに交換するようにして
包帯も少しでも汚れたら交換することが望ましいです。

普通のガーゼだと滲出液が固まり、くっついてしまい取るときに
痛みを伴ったり、せっかく治りかけている皮膚を引っ張ってしまうということもありますよね。

こちらのガーゼはカサブタを作らずに治すしくみ。

滲出液を吸い取り、しかも傷口にくっつきません。
通気性が良く、絆創膏のようにかぶれることも少ないです。

すぐに医療機関に行きましょう
基本的にはとびひが出来たらすぐに受診することが良いです。
細菌の感染なので抗生物質やステロイドは初期であれば効くことが多いので
自分で措置を行うよりも適切な処置をしてくれます。
他の人に感染させてしまう恐れもあるので、数が少ない内に受診する方が良いですね。

とびひの原因

では、なぜ、とびひが起こるのでしょうか?

【水疱性膿痂疹】

傷への黄色ブドウ球菌の感染が原因

生活をしていると、肌が痒くて掻いてしまうことは良くありますよね。
しかし、アトピーや乾燥肌ならなおさら、掻く回数は増えます。
肌を強く掻いてしまうことで、皮膚に傷がつきます。

その傷に、肌に元々ある黄色ブドウ球菌が感染してしまい、
菌が作る表皮剥脱毒素を出すことで水泡が作られます。
その水泡をまた掻いてしまうことで、感染が広がっていきます。


【痂皮性膿痂疹】

傷への溶血性連鎖球菌の感染が原因

こちらも水疱性膿痂疹と同じ原理で発症しますが
感染する最近はA群β溶血性連鎖球菌が感染することで発症します。
毒素をどのように出すかは未だにわかっていませんが
こちらも毒素によって、厚いかさぶたが出来ると言われています。

治し方は?


【水疱性膿痂疹】

細菌感染なので、黄色ブドウ球菌によく効く抗菌薬を内服し
滲出液を取り除いてから、抗生剤の軟膏や痒みが強ければステロイド剤を塗ります。

そしてその上からリント布に厚く伸ばした亜鉛華軟膏を塗り、
患部に貼り付け包帯をします。

乾いてからは亜鉛華軟膏は中止しても抗生剤などは
完全に治るまで塗り続けます。

治療中は入浴は避け、シャワーで済ますようにしましょう。
他の人に感染する可能性があります。

【痂皮性膿痂疹】

こちらも溶血性連鎖球菌に効果的な抗菌薬を内服します。
かさぶたなので保護する必要はありませんが、
無理に掻いたりして外してしまわないようにしましょう。

こちらも治療中は入浴は避け、シャワーで済ます方が良いです。

まとめ

とびひは感染してしまうと中々すっきりと治らず大人でもつらい症状です。
子供なら痒みを我慢できないので更に辛いですよね。

少しでも早く治してあげられるように処置はきちんと行い医療機関に掛かりましょう。
初期なら比較的簡単に治すことが出来ますので
日頃から体の様子をしっかりと確認しておくことが大切になります。