とびひは、細菌感染でかかる皮膚病です。
痒いし、感染力が高いので、かかってしまうとやっかいな病気ですよね。
そんなとびひの治療に、ワセリンとラップを使った治療法が効果的なようですよ。
手軽に手に入るワセリンとラップが、とびひの治療に効果的なら是非使いたいものです。
ここでは、とびひの治療法や、ワセリンとラップを使った対処法についてお伝えしていきます。
とびひの治療法や治療期間は?
とびひは、とても感染力の高い病気です。
とびひになると、膿の入った水疱が体中にできます。
水疱はとても痒いのですが、水疱をつぶすと中に入った膿が出てきて、
その膿がついた箇所にまた水疱ができてしまうので、かゆくても掻かないで潰さないようにすることが大切です。
水疱の他に、かさぶたができることもあります。
このかさぶたも、掻きつぶすとそこから出た液がついた箇所にとびひが感染してしまうので、掻かないように気をつけて下さい。
とびひは、子供がかかりやすい病気ですが、まれに大人もかかります。
子供は痒みを我慢することが難しいので、周囲の大人がよく注意して見守ってあげて下さい。
とびひにかかった場合、まず皮膚科を受診することが大切です。
皮膚科を受診すると、飲み薬と塗り薬を処方されます。
塗り薬は、リンデロンvg軟膏やゲンタシン軟膏が処方されることが多いです。
皮膚科で適切な処方を受けて、指示通りに薬を使っていけば、
とびひは、だいたい1週間ほどで完治します。
とびひの湿潤療法って何?
湿潤療法とは…
- 傷を消毒しない
- 傷を乾かさないようにガーゼで覆わない
この2点に気をつけて治す療法です。
傷は乾かすと治りが遅くなってしまうので、敢えて湿った状態を保つことで治りを早くするのです。
この療法は、とびひにも有効な療法です。
やり方は、とびひをお風呂で洗って清潔な状態にします。
このときに、かさぶたはできるだけ取り除いて下さい。
洗った後は、消毒はしないようにします。
少しお高めですが、市販でも購入可能です。
細菌を殺すための飲み薬は、飲み続けて下さい。
湿潤療法でとびひを治療すると、通常の治療だと1週間ほどかかる治療が3日ほどで終わるという利点があります。
湿潤療法でとびひが治ってきたというtwitterの書き込みもありましたよ。
半年もトビヒだった娘、湿潤療法始めて一週間で治ってきた!!クレイや光当てたりホメオパシー、お手当を色々してきたけどなかなか治癒せずに疲れてきてた。涙がでそうなほど嬉しい。
— Yukie (@pi_yo_ko_) September 19, 2014
なかなか治らなかったとびひが湿潤療法で良くなってきたそうです。
効果があってよかったですね。
とびひの対処法についてはこちらの記事もご参考に!
とびひのワセリンとラップでの治療法はどんな方法?効果は?
とびひの治療にワセリンとラップを使う治療法は、湿潤療法のひとつです。
簡単に手に入る白色ワセリンとラップを使うので、医療機関に頼らなくてもできる湿潤療法です。
病院に行く時間がない人でも、簡単にとびひの湿潤療法ができます。
やり方は簡単です。
まず、患部を綺麗に洗います。
清潔にした患部に白色ワセリンをたっぷり塗って、その上からラップを巻くだけでOKです。
ワセリンは、価格がお手頃なのも嬉しいですよね。
ワセリンとラップを使用してとびひを治療するときも、患部は毎日洗って清潔に保つようにしましょう。
ワセリンを使ったとびひの治療に関するtwitterの話題もありました。
@iibesha 私もびっくりしたよ!とびひに限らず、傷全般、今は松潤もとい(笑)湿潤療法が常識みたい。消毒しない、ガーゼ貼らない、保湿する。キズパワーパッドという高い絆創膏があるけど、ワセリンとラップで十分だとか。あのジュクジュクのつゆには傷を治す成分が入ってるんだって。
— しいたけ (@aoini) September 16, 2012
とびひに限らず、傷はジュクジュクしている方が治りが早いんです。
とびひの予防法や範囲を広げないためにできることは?
とびひの予防法で、手軽にできて効果があるのは、手洗いをしっかりすることです。
外でとびひの原因菌をもらってきてしまうことが多い病気なので、
外から帰ったら、手洗いをしっかりするようにしましょう。
毎日シャワーを浴びて、肌を清潔に保つことも大切です。
とびひの原因菌は、人間の肌の常在菌でもある黄色ブドウ球菌や化膿連鎖球菌なので、
これらの細菌が増殖してしまわないように、シャワーを浴びて、
肌を清潔に保つようにすると、とびひになる確率がぐんと下がります。
爪を短く切っておくことも重要です。
小さな引っかき傷からとびひになることも多いので、
爪を短く切ることで身体に傷を作りにくくして、とびひを予防するのです。
とびひの範囲を広げないためにできることは?
とびひの範囲を広げないようにするには、まず患部を引っ掻かないようにすることが大切です。
寝ている間に引っ掻いてしまわないように、
寝るときには柔らかい布の手袋をつけて眠るのも、とびひの範囲が広がるのを防ぎます。
また、とびひにかかっているときは、
お風呂は湯船につからないようにすることもとびひの範囲が広がるのを防ぎます。
湯船につかると、お風呂のお湯にとびひの原因菌が広がってしまい、
とびひができていない部分にまで感染が広がる恐れがあります。
だから、とびひにかかっているときは、シャワーだけを使って身体を清潔に保つようにして下さいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とびひは感染力が高いので、なってしまうとやっかいな病気です。
かかってしまったら、とびひの範囲を広げないように気をつけて、
病院での処方箋の他に、自分で手軽にできるワセリンとラップを使った湿潤療法で対処するなどして、なるべく早く治したいですね。