ここ最近注目されているベジブロスは、今まで捨てていた野菜の皮や種、
ヘタなどをコトコト煮込んだ出汁のことです。
そんなベジブロスには、どのような効果があるのでしょうか?
また、どのように活用すればよいのでしょうか?
今回はベジブロスの効果と野菜についた農薬の落とし方、
そしてベジブロスの活用法と保存方法について詳しく紹介していきます!
ベジブロスの効果とは?
ベジブロスは、体の抗酸化力を高めて、体内で活性酸素の増加を防ぐ働きや
免疫力を高める働きがあるとしてここ最近注目が集まっています。
つまり、ベジブロスは体の調子を整える効果がとても高いということです。
ベジブロスは、ファイトケミカルという抗酸化物質を煮出したものなので、
当たり前のことながら抗酸化力アップになり、
老化防止などアンチエイジングに対して効果抜群なのです。
ファイトケミカルによってリコピンやカロチン、ポリフェノールなどを
まとめて摂取することができるので、美白効果も期待することができるのではないでしょうか。
ちなみに、ファイトケミカルで抗酸化力を高めて、
肌や体内の活性酵素を増やさないようにするためには、
毎日摂取することが大切になるので、できれば毎日ベジブロスで作ったスープを食べたいものです。
ファイトケミカルっていったい何?
ファイトケミカルとは、野菜が成長していくうえで、紫外線など外部からの刺激から
身を守るために自らつくだす抗酸化物質です。
あまり耳にすることがない言葉なのですが、ポリフェノールやイソフラボン、
リコピンなどの成分は全てフィトケミカルの一種なのです。
そして、このファイトケミカルが多く含まれているのが、
普段は捨てている野菜の皮や種、ヘタ、根っこです。
ですから、野菜の皮や種、へたなどをいつもは捨ててしまう部分をコトコトと煮込んで、
フィトケミカルをスープにしてきちんと抽出するということが、ベジブロスなのです。
せっかく高い栄養素と抗酸化物質が含まれている部分なのに、
捨ててしまうのはもったいないですよね。
さらに言うと、ファイトケミカルが抽出されたベジブロスは
まろやかな甘味と旨みがあり、なかなか美味しいとのことです。
ベジブロス・・・農薬は大丈夫なの?
ベジブロスは普段捨ててしまう野菜の皮や根っこを使うので
農薬が心配…大丈夫?と思うかともいると思います。
もちろんいつでも無農薬の野菜が簡単に手に入るのであれば、
無農薬の野菜を使ってベジブロスにするにこしたことはないです。
ですが、無農薬野菜が手に入らない場合は、以下のような方法で
農薬をきちんと落としてからベジブロスに使ってみてください。
- 流水で洗う
- こすり洗い
- 重曹で洗う
- 水にさらす
- 塩水・酢水にさらす
- ゆがく
- ゆでこぼす
以上が農薬を落とす方法で重曹で洗うことについて詳しく説明します。
重曹で洗う
最近、環境や健康のために食器を洗うときに重曹を使っている人は多いみたいなのですが、
野菜の農薬を落とすためにも重曹は効果があるのです。
農薬の塩素化合物が重曹のナトリウムとくっついて塩に変化することで
農薬を落とすことができるそうです。
ただし、あまり長時間野菜を重曹に漬けているとビタミンが溶け出してしまうので、
1分ぐらい浸せば十分です。
柔らかい葉物野菜は浸す時間を短くしましょう。
また、重曹に浸した後は、必ず野菜を流水で洗い流すようにしましょう。
重曹水の作り方としては、大きめのボウル1杯に小さじ1杯で大丈夫です。
重曹は野菜が綺麗になるだけでなく、家の掃除やスキンケアまで
幅広く使えるのでチェックしてみてください(*^^*)
本当に安心したいなら…!
このような、食品専用の洗浄水もあります。
農薬が雨などで落ちないようにする役割の「展着剤」がついています。
これは、そういったものを全てしっかり洗い落とすための専用の水です。
O-157やサルモネラ菌といったウイルスや食中毒菌もガードしてくれるので
ウイルスが流行する時期でも一本買っておけば安心ですね。
野菜だけでなく、お米や魚までなんでも洗うことができる万能な洗浄水なので
農薬や食中毒が心配なら重曹で洗い落とすのもいいですが、
こういったしっかりとした専用のものを常備しておきましょう(*^^*)
ベジブロスに使える野菜についてはこちらの記事もご参考に!
ベジブロスの活用法と保存方法は?
アンチエイジングに効果があるベジブロスは、どのように活用すればよいのでしょうか?
ベジブロスの使い方はとてもシンプルで、いろいろな料理で水の代わりにベジブロスを使うだけです。
ベジブロスは、もちろんそのままスープとして飲むこともできます。
味が薄いようであれば、塩コショウで味付けするだけで野菜の旨みと甘みたっぷりのスープになります。
さらに、カレーやシチューなど煮込み料理に水の代わりとしてベジブロスを使うと、
よりおいしくすることができます。
カレーやシチューの場合、
ベジブロスを使うとコクが出るので、ルーを1個少なくしてもよいでしょう。
また、ごはんを炊くときにベジブロスをいれて炊くこともおススメです。
このようにベジブロスは、水の代わりとしていろいろな料理に使うことができるので
いろいろと試してお気に入りのレシピを見つけることも楽しいと思います。
そして、ベジブロスは冷蔵庫で3日間ぐらい保存できるので、
作り置きして毎日の料理に活用しましょう。
3日間で使い切れない場合は、冷凍庫で保存するようにしましょう。
まとめ
最後になりますが、ベジブロスの効果としては体の抗酸化力を高めて、
体内で活性酸素の増加を防ぐ働きや免疫力を高める働きあるようです。
抗酸化力を高めてくれるので、アンチエイジングにも効果を期待することができそうですね。
ベジブロスを作るのに少し手間はかかるのですが、健康と美容に嬉しい
新しい万能だしとも言えるので、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。