韓国発祥の民間療法、よもぎ蒸し。
韓流のエステや美容法や化粧品が注目されている現在の日本でも、よもぎ蒸しを試せるお店が増えています。
そんなよもぎ蒸しにはどんな効果があるのでしょうか。
冷え性や婦人科症状の改善に加え、自律神経失調症にも効果があるのだとか??
その真相に迫ってみましょう。
よもぎ蒸しって何?
よもぎ蒸しとは、よもぎやその他の薬草を煮立てた蒸気で下半身を温めること。
韓国で数百年前から家庭で行われていた方法です。
よもぎ蒸しを行うことによって腰から内臓を温め、
薬草の薬効成分を浸透させて血行促進や免疫力の向上が期待でき、
産後の女性が行うと「産後の肥立ちが良くなる」と言われています。
もちろん、産後でない女性が行っても、冷え性改善や婦人疾患の改善、
そして、デトックス効果が期待できるため、冷えが強く肩こりしやすい人、
生理不順や生理が重い人、妊娠を希望する人などにもおすすめした方法です。
男性が行っても冷え性改善できますし、痔に効果があるそうなので試す価値はありそうですね。
このよもぎ蒸し、どれくらいの頻度で行えば良いかというと、
個人の症状にもよりますが、週一回くらいが一般的だそうです。
とても気持ち良いので、可能であれば毎日やりたいという人もいるようですが、
よもぎ蒸しはサウナのようなものなので、かなり体力を奪われます。
そのため、あまりに高頻度に行うと疲れてしまって逆効果になり得るとのことです。
自律神経を整えるって本当なの?
冷え性や、子宮を始めとする内臓に効果があるのは、
熱と薬草の力によるものなので信憑性が高いですが、
精神的な影響を大きく受ける自律神経についてはどうでしょうか。
自律神経が整ったと言っても、それは「気のせい」なのでは……という気もしますよね。
でも、よもぎ蒸しによる自律神経への効果は確かなものと言っても良さそうです。
まず、自律神経が乱れると冷えが進み、冷え性になると自律神経が乱れやすくなることから、
冷え性を物理的に解消してあげると全身の血行が良くなり、自律神経も安定すること。
お風呂に入って身体を温めると眠りに就きやすくなるとか、リラックスできるのと同じ原理です。
そして、腰からお腹を温め、子宮や卵巣が正常に働くようになると、
女性ホルモンの分泌が正常になり、生理周期が安定します。
女性の場合は、女性ホルモンの移り変わりによって自律神経も大きく影響を受けます。
女性ホルモンの分泌が不定期だと生理不順になりますし、気分も乱高下しやすくなりますよね。
よもぎ蒸しによって女性機能が整えば、自然に自律神経も整うのです。
自律神経失調症気味で、生理不順や冷え性がひどいという人は、よもぎ蒸しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
冷えや生理についてはこちらの記事もご参考に!
自宅で試す方法は?よもぎ蒸しパッドとは
でも、週に一回よもぎ蒸しサロンに通うのは大変だという人もいると思います。
自宅で手軽にできれば……と思いますよね。
セット内容は、真ん中に穴が開いた椅子とよもぎ、鍋などの蒸す道具、
覆いにするマントが入っているのが一般的です。
これを使えばいつでもよもぎ蒸しができるということで、愛用者も少なくないようです。
ただ、デリケートなところに直接当てるものですから、使っている素材や成分は選びたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
寒い季節に試したい、よもぎ蒸しについてお伝えしました。
私がこの名前を初めて聞いたときは、
よもぎが入った蒸しまんじゅうか何かだと勘違いしてしまいましたが、
よくよく調べてみると、身体に良いことずくめの健康法だったので驚いたものです。
でも、確かによもぎは入浴剤や傷薬に使われていたり、
お灸の材料にされたりなど、食べる以外にもたくさんの活用法があります。
私たちに最も身近な薬草だと言えますね。
本式のよもぎ蒸しは、一度試すとかなり気持ちよくてやめられなくなると言われています。
そんなよもぎ蒸しを、この寒い季節にこそ試したいものですね。