溶連菌感染症は子供の病気というイメージがあるのですが、
大人が発症することもあるので要注意です。
溶連菌感染症で大人が発症した場合、頭痛などの風邪のような症状が出るようです。

そんな溶連菌感染症とはいったいどんな病気なのか、
溶連菌感染症による大人の症状、

そして予防や対処・治療法について詳しく紹介していきます!

溶連菌感染症とはいったいどんな病気?

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溶連菌感染症についての動画

溶連菌感染症は、化膿を起こしやすい連鎖球菌による感染が原因となって発生する病気全体のことをいうようです。

溶連菌感染症は、主に幼児や子供などによくみられる感染症なのですが、
大人でも感染して発症する恐れがあるので、
家庭内で感染者が出た場合は特に妊婦の方は要注意です。

溶連菌感染症というのは、
菌自体の感染によってあらわれる症状
溶連菌が作り出す毒素によってあらわれる症状の2つがあります。

溶連菌自体の感染によってあらわれる症状として
代表的なものは、急性咽頭炎扁桃腺炎です。

この場合、発熱かゆみを伴う全身の発疹喉の痛みなどの症状があらわれ、
血の混ざった痰や口臭がみられる場合もあります。

また、頭痛や腹痛、吐き気などの症状を伴うこともあるようです。
そして、溶連菌感染症の特有の症状としては、
口蓋垂(のどちんこ)出血性の斑点がみられたり、舌が赤くなるイチゴ舌の症状もあります。

溶連菌感染症の症状は?

溶連菌が作り出す毒素によって発症する溶連菌感染症の症状としては、
免疫アレルギー性疾患の1つである猩紅熱があります。
この場合、高熱激しい喉の痛みを伴います。

これらの他にごく稀のようなのですが、
合併症として急性腎炎リウマチ熱などの症状があらわれる場合があるようなので、
きちんと完治するまでは途中で治療を止めないようにしましょう。
溶連菌感染症は治った!と思ってもまだ合併症の起きることがあります

合併症としては中耳炎・気管支炎・リンパ節炎・副鼻腔炎のように感染期間中におきる症状と、
急性腎炎(急性糸球体腎炎)・リウマチ熱・血管性紫斑病のように
発熱などの症状が治まって治ったと思った後に出てくる症状があります。

これらの合併症は一度なってしまうと一生完治しない場合もあるので、
溶連菌感染症になった場合は病院で指示された通りに治療を終わらせる必要があります。

風邪のような症状だけだったために気づかない場合もあります。
しかし、軽いから病院に行かなくてもいいということはこの感染症ではありません。
少しでも疑いがあれば検査をして結果を知り完治させることで合併症を防ぐことが重要になります。

大人の症状として頭痛や咳、熱などあらわれる?

溶連菌感染症は、主に幼児や子供が感染しやすい病気なのですが、
大人の場合も何らかの症状があらわれることがあるので油断は禁物です。
特に小さな子供がいる家庭では、親に感染するケースが多くあります。

子供の場合2日から5日の潜伏期間後、高熱喉の痛みを伴い突然出ます。
特徴も顕著でイチゴ舌と呼ばれる赤いブツブツができ、
喉が腫れて白色の膿が付くほどに症状がでることが多く他の病気と区別しやすい場合が多いです。

では、溶連菌感染症で大人の場合はいったいどんな症状があらわれるのでしょうか?

そもそも大人は免疫力があるので、
溶連菌感染症の特徴的な症状はあまりあらわれないのです。
大人の場合の症状としては、少し風邪をひいたかな?というぐらいみたいです。

具体的な大人の場合の症状としては、頭痛微熱喉の痛みなどです。
風邪であればそのまま放置していても自然に治るのですが、
溶連菌感染症は抗生物質による正しい治療を行わないと治癒が遅れたり、
リウマチ熱などの二次的疾患が発症する恐れがあります。

風邪をひいたかなと思って風邪薬などを服用していると
溶連菌感染症による大人の症状が隠されてしまうことがあるので、
治ったと勘違いしてしまうこともあるようです。

また、喉などの症状が治ったかな?
と思っても2週間から4週間たってから便秘が続いたり、
頭痛や吐き気などのある場合には感染後の症状として
急性糸球体腎炎を発症しているかもしれません。

便秘などの症状の後に主症状のむくみ血尿・高血圧などがおきて
尿の量が減っていくことになります。

風邪のような症状だけで溶連菌だったとは気づかなかった場合や、
完治まで治療をしなかった場合このような症状が出たらすぐに病院で検査してください。
治療と同時に塩分や水分・たんぱく質の制限もあります。

ですから、まわりで溶連菌感染症を患っている人がいたり、
流行している場合は自己判断せず病院へ行って診察してもらうことをおススメします。

溶連菌感染症と間違いやすいアデノウィルス感染症・伝染性単核球症・りんご病との違いについて

発熱から始まり先に特徴的な症状がない場合他の感染症とも間違われやすいです。
溶連菌感染症のウイルスを検査すれば決定できますが、
どの病気とも同時に罹ることもあり慎重に診察してもらい経過を見ながら治療します。

アデノウイルスは喉の症状のほかに目に症状が出たり、
お腹に症状が出るために顕著な症状があれば区別がつきますが
症状が軽い場合にはウイルスの検査を病院でしてもらいウイルスにあった薬を処方してもらいます。

アデノウイルスには特効薬がないので対処療法になります。

伝染性単核球症唾液からうつり、そのEBウイルスを発症せず、抗体として持っている人の多い感染症です。
発熱咽頭炎・頸部リンパ節が腫れるのが特徴で数週間症状が続きます。
上あごに点々とした出血やリンパ節の腫れが見られれば 伝染性単核球症と診断されます。

りんご病の場合は子供であれば頬に特徴的な症状が現れるので
溶連菌感染症で喉の症状が弱かったとしても見分けがつきます。

他の病気と同時に罹ると治療が難しくなるため、溶連菌感染症と診断されても
他に症状が出てきていないかをよく観察して医師に伝えることが重要になります。

溶連菌感染症の予防や対処・治療はどうすればいいの?

溶連菌感染症の予防

溶連菌は健康な状態で菌を持っている人が多く、
そしてまわりへの感染力を持っていることがわかっているので、
家庭内はもちろん人が多く集まる場所ではマスクを着用し、うがい・手洗いを徹底するようにしましょう。

マスクは立体マスクかサージカルタイプのマスクが密閉性が高く、菌を通しにくいのでオススメです。

もし溶連菌感染症にかかってしまった家庭内にいる場合は、
コップや食器など同じ物を使うことはやめましょう。

溶連菌感染症の対処・治療

溶連菌感染症はウイルス性の風邪と違ってそのまま自然に治ることはありません
よって、疑わしい症状が2日以上続く場合は、
早めに病院へ行って診察してもらうようにしましょう。

溶連菌感染症の治療としては抗生物質を服用し、
通常は2〜3日でのどの痛みが緩和され熱も下がってきます。
ただし、完全に治すためには1週間から10日ぐらいはきちんと抗生物質を服用しなくてはいけません。

いくら症状が良くなったからといって
自己判断で薬の服用を止めてしまうと、再び溶連菌が増えてしまい症状が悪化したり、

急性糸球体炎リウマチ熱などの合併症を引き起こしてしまう恐れがあるのです。
ですから、自己判断せず医師に指示された期間や用法、
容量、服用回数を守ってきちんと最後までを服用し続けるようにしましょう。

会社は休むべきか?運動はしてもいいのか?

会社など社会生活は自分の症状が軽くても人にうつさないために
2−3日は様子を見て休み、医師に相談してから会社と相談するようにしてください。

また、運動も激しい運動は避けるようにします。
尿検査で腎炎などの合併症がないかの判断をするために安静にする必要があります。

抗生物質で治しているということは、免疫力も下がっているので
他の病気に感染したり症状が重くならないように完治するまでは運動は制限されることになります。

発疹が消えない場合はどうすればよい?

溶連菌によってできている発疹は菌が体からなくなると消えていきます
体の中からできているものなので、薬では治らないと言われています。

お風呂で温まると痒みが増すことがあるのでシャワーですませるほうが無難です。
まれに服用している抗生物質による薬疹の場合もあるので、
その場合は症状を医師に見せて判断してもらうことになります。

まとめ

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最後になりますが、溶連菌感染症で大人の場合は頭痛や咳、
熱などの風邪に似た症状があらわれるので、風邪と勘違いしてしまうこともあるようです。

大人の場合はあまり症状があらわれないのですが、
秘かに体内に菌を持っているケースもあるようなので、症状がないから大丈夫!
と過信しないようにしましょう。まわりに菌をまき散らしてしまう恐れがあるので・・・